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学校説明会レポート
跡見学園中学校
2024年9月9日(月)
伝統を重んじながらも時代に即した革新を続け、きめ細やかな教育を実現する
跡見学園中学校高等学校の歴史は、明治時代の教育者であり、画家や書家としても活躍した跡見花蹊(かけい)が1875年に開校した「跡見学校」に始まります。東京で最も古い女子校の一つとして知られ、同校発祥の「ごきげんよう」というあいさつは、開校以来、今も学校生活で日常的に使われています。
この日の説明会では、冒頭で同校の卒業生でもある学校長の松井真佐美先生が登壇し、「学校の教育ビジョンは、『自らの美意識の下に新たな価値を生み出し、周りを幸せにする女性を育てること』です」と語りました。
これを実現するため、「跡見流リベラルアーツ」「本物の美の探求」「探究型創造学習」の三つに力を入れています。まず「跡見流リベラルアーツ」では、「型を破るにはまず基本の型を身につけることが必要」との考えから、作法や年中行事など日本の伝統的な文化について、実践や発表を交えながら学びます。次に「本物の美の探求」では、自然・文化・歴史などの“本物”に目と手と心で触れます。古典芸能鑑賞、登山遠足、劇場を借り切っての音楽鑑賞などを行うほか、理科や家庭科の実験・実習、マンツーマンでレッスンを受ける週1回のオンライン英会話など、ふだんの学校生活でも実践的な学びの機会がたくさんあります。さらに、東京理科大学・芝浦工業大学・中央大学などと連携した出張授業や研究室見学などを実施し、生徒の知的好奇心を刺激しています。
三つ目の「探究型創造学習」では、6年間の生徒の成長に合わせて、宿泊行事を軸とした探究学習を行います。たとえば、中1・2では「サイエンス探究教室」を通して自身の興味や関心を知ります。中3の修学旅行ではSDGsの17の目標のなかから自分が取り組めそうな課題を見つけて取り組みます。高2の研修旅行は「セルフプロデュース旅行」と称する、自分で旅を設計するもので、テーマに沿ったプランを立てて行動を起こします。松井先生は「本校には、学校生活のなかで何かに目覚め、自分で道を選択し、みずからの力で進んでいく生徒がたくさんいます。これからも、生徒の新しい価値を生み出す力を引き出したいと考えています」と結びました。
続いて、入試広報主任の先生から、日々の学校生活、卒業後の進路、入試について説明がありました。跡見学園では通常授業のほか、希望者を対象とした放課後プログラムが実施されています。茶道・華道・筝曲といった日本の伝統文化に触れる講座、ネイティブの講師が担当する英語力養成講座のほか、学習でつまずいている生徒のための指名補習なども開講され、さまざまな学びの場があるのも魅力です。
卒業後の進路については、まず、併設の跡見学園女子大学への優先入学制度が紹介されました。これは、一定の基準を満たしていれば、同大学への入学の権利を有したまま他大学の受験が認められるというものです。一方で、指定校推薦も500人以上の枠があります。また、入試形態の多様化にも対応しています。たとえば、医療系の学部・学科をめざす生徒は面接ガイダンスと模擬面接を受ける機会があります。また、総合型選抜に挑戦する生徒には志望理由書や小論文の書き方を指導します。このように、受験生一人ひとりのニーズに合ったサポートを行っています。
最後に、2025年度入試について説明がありました。同校では、一般入試と特待入試の2種類が行われています。特待入試合格者のなかから選抜された特待生は入学後、初年度の授業料が半額免除されます。一般入試は2月1日午前と2日午前の計2回で、いずれも2科(国語・算数)または4科(国語・算数・社会・理科)の選択制です。特待入試は選抜方式が複数あり、日程によって異なります。2科、2科を受験するが合格者の40%を国語1科で判定する国語重視型、2科・4科選択制、思考力入試、英語コミュニケーションスキル入試と多彩な入試形態があります。なお、募集定員について、一般入試は260名から250名に、帰国生入試は10名から若干名に変更されるとのことです。
キャンパスは東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅から徒歩2分、有楽町線「護国寺」駅から徒歩8分の便利な場所にあります
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