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学校説明会レポート
安田学園中学校
2024年9月13日(金)
未来を生き抜くグローバルリーダーを育てる伝統校
校訓に「誠実・明朗・奉仕」を掲げる安田学園の前身は、かつての四大財閥の一つ、安田財閥の創始者・安田善次郎翁によって1923年に開設された東京保善商業学校です。「実業界の有用な人物の育成は、社会発展の基礎である」という創立者の遺志を受け継ぎ、実業界やスポーツ界に広く人材を輩出してきました。長く男子校でしたが、2014年に中学・高校ともに共学化されました。難関大学合格をめざしたカリキュラムで指導し、今春は国公立大学に過去最高の57名が、早慶上理ICUに117名がそれぞれ現役で合格しました。
この日の説明会であいさつに立った校長の稲村隆雄先生は、「昨年100周年を迎えた本校は、これからのグローバル社会に対応するため、2012年から、教育目標に『自学創造』を掲げています。生徒がみずから考え、学び、創造的学力・人間力を身につけ、社会に貢献できる人材に育つことをめざしています」と述べました。
その実現に向けて、同校では、中高6年間を2年ごとに区切った3ステージ制を敷き、生徒の成長段階に合わせた指導を実践しています。年齢に応じたステージごとに、めざすべき学習指導の到達点を明示することで、仮説力・協創力・実行力・人間力・自己統制力を育てるためです。「人として根幹になる力を6年間でしっかり高めます。そして将来、地球規模の問題に取り組み、創造的に解決するグローバルリーダーとして活躍できる資質を育成します」と稲村先生は強調しました。
生徒たちによるスローガン「Beyond Hundred ~100年を超えた先へ~」についても紹介されました。稲村先生は「このスローガンには、本校の100年という歴史の重みを感じながら、次の100年に向かう第一歩として、『新しくさまざまな物事に挑戦しよう』『これからの100年がより良くなるように、自分たちの代から意識を高めていこう』という生徒たちの気持ちが込められています。今後の安田学園にご期待ください」と結びました。
続いて、副校長の志田憲一先生が、教育内容について紹介しました。同校では、受験対策にも十分な「学校完結型の学習環境」を整えています。そこでは、日々の授業を基本としながらも、それ以外のさまざまな活動も体験して、幅広く奥深い知識を養います。中1から高2の2学期までは、「自ら考え学ぶ授業」を核とした「学び力伸長システム」によって学ぶ楽しさをつかみ、自分に合った学習方法を確立します。高2の3学期からは「進学力伸長システム」に基づき、「自ら考え学ぶ自学力」をベースに最難関大学に現役で合格できる力をつけていきます。志田先生は「最初から最後まで、生徒全員と教員が一体となって大学受験に向かっていきます」と語りました。
また、「観察→疑問→課題発見→仮説→検証→考察」というステップを踏んでコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を高めていく「探究プログラム」にも注力しています。自然科学探究(中1)や社会科学探究(中2)では、フィールドワークに取り組み、興味を持って学ぶことの楽しさを経験します。
オンライン英会話も中1から週1回実施しています。これによって生徒たちは、特に聴く力と話す力を伸ばしているそうです。
最後に、入試の変更点について説明がありました。2025年度から募集人数をこれまでの180名から240名に増員します。また、第1回は4科目入試と適性検査型入試の選択制となります。詳細は発表されている募集要項でご確認ください。
創立100周年という節目で、2023年度の入学生から制服をリニューアル。暑い夏は、過ごしやすいポロシャツが男女共に大人気です
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