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学校説明会レポート
淑徳中学校
2024年9月24日(火)
仏教に基づく情操教育と学校内で完結する進路指導で社会をリードする存在に
淑徳中学高等学校は、1892年に尼僧の輪島聞声(わじまもんじょう)によって設立された淑徳女学校から発展しました。中学校は1991年に、高校は1992年に共学化し、仏教の心を現代に生かす三つのL、すなわちLife(生命)、Love(愛)、Liberty(自由)を学びの土台として、進学指導を強化しています。2024年は、東京大学や京都大学を含む国公立大学に77名、早慶上理ICUに137名、GMARCHに316名、海外大学に7名が合格するなど、合格実績を着実に伸ばしています。
説明会の冒頭、校長の安居直樹先生は「本校の教育の根本には、仏教浄土宗の『利他共生』の精神があり、勉強もみんなで一緒に取り組みます。大学合格はもちろん大切ですが、その先、社会に出てどう生きるかはもっと大切です。生徒たちには、周囲の人に感謝の心を持ちながら、社会貢献できる人になってほしいのです」と思いを語りました。その方針を象徴する授業の一つが、週に1回の『淑徳の時間』です。仏教の話に身近な問題を交えた内容で、「三つのL」を考える貴重な機会となっています。
続いて、副校長の五島德之先生から教育内容について詳しい説明がありました。中学には、最難関大学や医学部医学科をめざす「スーパー特進東大選抜」と、基礎学力を充実させて多様な進路を実現する「スーパー特進」の2コースが設置されています。いずれも教員や教材は同じで、毎週火曜・木曜に行われる放課後学習で自立的な学習習慣を徐々に確立させます。そして、定期試験の1週間前から設定されている集中ゼミ、指名制・希望制の放課後補習、夏期講習なども受講して、着実に基礎学力をつけていきます。中3では1週間または3か月の海外研修に参加し、異文化交流にチャレンジします。
高校では、それまでの2コースに「特進選抜」「留学」が加わります。このうち留学コースは同校で30年以上の実績があり、「全員が1年間留学」という取り組みで注目を集めています。留学先はアメリカ、イギリス、カナダなど5か国から選び、高1の夏から1年間、現地の私立校で学びます。高2の7月に帰国した後は、8月に1か月間の特別講習を受講して、大学受験に向けてスイッチを切り替えます。「海外大学をめざす生徒もいます。留学経験を総合型選抜でアピールし、東京外国語大学や早慶上智ICUなどに合格する生徒が多いです」と五島先生は話します。
いずれのコースも進学サポートが手厚く、生徒は放課後ゼミや夏期講習のほか、校内予備校「淑徳アドバンス」も利用できます。この淑徳アドバンスには大手予備校の講師が担当する集団授業、卒業生が担当する個別指導、質問ルームなどが含まれます。こうした手厚いサポート体制によって、多くの生徒が希望進路を実現しています。
最後に、募集広報主任の山縣睦史先生から入試について説明がありました。同校の一般入試は、2月1日午後、2日午後、5日午後に実施される「スーパー特進東大選抜(セレクト)入試」と、1日午前、3日午後に実施される「スーパー特進入試」の2種類があります。2月1日午後・2日午後・3日午後に行われる入試についてはスライド合格があり、これらのうち複数回に同時出願する場合も受験料は1回分と同額です。入学手続きの締め切りはいずれも11日です。
校門からは、桜など四季折々の花が楽しめる小道を通って校舎へと向かいます。見晴らしのよい屋上庭園、広々とした廊下などの工夫により、快適に学校生活を送ることができます
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