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学校説明会レポート
四天王寺中学校
2024年9月1日(日)
「自利・利他・共生」の教えの下で
女子に適した教育を実践
創立以来、仏教精神に基づく慈悲の心と智慧を育てる教育に取り組んでいる四天王寺高等学校・中学校。入学対策部部長の山田雅勇先生は冒頭で「四天王寺をひと言で表すと『女子の進学をまじめに考える仏教学校』です」と紹介しました。キーワードとして掲げるのは仏教の教えである「自利・利他・共生」の精神。自分自身を高めて幸せになり、高めた力を他人に分け与え、みんなで共に生きていく人を育てるために中高時代はしっかり勉強していくと説明します。
女子だけの単性教育の良さについても詳しい説明がありました。自意識が過剰にならず、素直に自分自身のありようをとらえられることで、6年後の目標を見つけて伸び伸びと挑戦できると言い、「女子が成長するのにふさわしい教育を用意しています」と自信を見せました。
学習面も女子に適した指導方法を確立しています。得意科目はどんどん伸ばす一方、苦手科目や弱点をつくらないよう細やかにサポート。緻密で、ていねいな積み上げを地道に行っていきます。「フィードバックや復習を重視し、時には休憩もはさみながらこつこつと積み上げ、わからないことがあれば何度でも説明します」と山田先生。英語は単語や文法を徹底して基礎を築き、そのうえに4技能を積み上げます。さらに勉強したい生徒には海外研修などを用意し、海外大学進学の推薦制度も整えています。数学や理科は教科書レベルから基礎を固めて、大学入試レベルの問題が解ける力を無理なく身につけていきます。
日々の学習は予習・復習を重視しているため、放課後は食堂を自習室として開放。卒業生が学習サポーターとなって質問に対応しているほか、図書室などにも自習できるスペースを用意しています。
特色ある四つのコース制度
入試は3科・4科から選択
後半は、中学入試と大学進学の様子を中心に説明されました。まずはコース制度を紹介。医療従事者をめざす人のための「医志コース」、文系・理系問わず高い学力を育てる「英数Sコース」、しっかりていねいに学力を伸ばす「英数コース」、世界を目標に見据えたアスリート&アーティストをめざす「文化・スポーツコース」の4コースがあり、それぞれ目的や想定する進路、教育の特色が異なります。
入試は3科・4科から選択でき、コースによっては4科で受験しても点数の良い3科で合否を判定します。希望するコースの合格点に満たなかった場合も、ほかのコースに入学できる変更合格の制度も整えています。コースごとの入試対策アドバイスもありました。
大学進学実績については、数字を挙げながら詳しく紹介。2024年度は国公立大学に205名が合格し、うち42名は医学部医学科です。コースごとの合格大学も公開し、今春5期生が卒業した医志コースは129名の卒業生のうち95名が国公立大学に合格しました。国公私立大学の医学部医学科進学者は75名に上ります。一方、他コースからも医学科や難関大学に多くの合格者が出ています。
山田先生は「大事なのはどのコースに入ったかではなく、6年間どんな勉強をするか。説明会や文化祭に来て、ぜひ学校の雰囲気を感じてほしい」と呼び掛け、説明会を終了しました。
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