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学校説明会レポート
東京都市大学付属中学校
2024年9月11日(水)
勉強も部活も「100:100」
何事も全力で取り組む校風
「公正・自由・自治」という建学の精神の下、校訓に「誠実・遵法・自主・協調」を掲げる東京都市大学付属中学校・高等学校は、高い次元で国際社会に貢献できる人材の育成をめざす中高一貫の男子校です。東京都市大学の前身である武蔵工業大学の付属校として、1951年に高等学校が、1956年に中学校が開校しました。現在の名称に改称されたのは2009年のことです。
この日の説明会は、校長の篠塚弘康先生のあいさつから始まりました。篠塚先生は「次世代を担う生徒たちには、学力はもちろんですが、高い人間性も身につけてほしいと考えています」と話し、それを実現する仕掛けとして同校では、行事やクラブ活動を重視しています。これについて篠塚先生は「一つの目標を実現するまでには、苦しみがつきものです。本校でそのような経験を味わって、AIが台頭する時代に必要な、創造力や発想力を養ってほしいのです」と語りました。
次に、広報部主任の田中望先生が「勉強も部活も100:100」という同校のスローガンを紹介しました。これは同校硬式野球部から東大に進学した卒業生のことばで、「在校生の励みになっている」とのことです。田中先生は「部活動をがんばった生徒は、大学受験でも高い成果を出す傾向があります。『何事も全力でがんばる』という本校の雰囲気が、それぞれの進路実現を支えているのだと思います」と胸を張りました。
2025年度は第1回Ⅱ類定員を増員
手続き締切日も変更し負担軽減へ
続いて副校長の堤英次先生が、同校の最大の特徴であるコース制について説明しました。同校は、入試段階で最難関国公立大をめざすⅡ類と、国公立大および難関私立大をめざすⅠ類に分けて募集を行いますが、この二つの違いは授業の「深度」にあると言います。堤先生は「Ⅱ類もⅠ類もカリキュラムは同じです。応用・発展問題をより多く扱うのがⅡ類とお考えください」と説明しました。
最後に、主幹教諭の松尾浩二先生から2025年度の募集要項について、前年度からの変更点が伝えられました。まず、第1回(2月1日午前)のⅡ類の定員を、これまでの約10名から約20名に増員します。その狙いについて松尾先生は「本校を第一志望とする受験生に多く入学してほしいからです」と説明します。また、前年度までは、第1回と第2回(2月1日午後)の入学手続きの締切日が、入試日の翌々日の3日正午に設定されていましたが、2025年度はいずれも2月5日の正午に変更されます。これについて、松尾先生は「他校の合否が出そろうまで入学金の支払いを待てるため、家庭の負担軽減につながると同時に、学校としてもより正確に歩留まりを見極められるメリットがあると判断しました」と話します。そして最後に、「本校では1回分、2万5000円の受験料で、すべての入試回を受験でき、追加の受験料はありません。皆さんの積極的な挑戦をお待ちしています」と締めくくりました。
大きな窓から自然光が差し込む明るいカフェテリア。放課後は自習スペースとしても開放されています
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