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学校説明会レポート
帝塚山中学校
2024年8月29日(木)
ホームルームと授業は男女別
行事とクラブ活動は一緒に行う
2024年現在、2003名もの生徒が学ぶ帝塚山中学校・高等学校。説明会の最初には、学校の様子が動画で紹介されました。授業やクラブ活動など、生徒たちが楽しそうに学校生活を送っていることが伝わってきます。校舎は最寄りの近鉄奈良線の学園前駅から直結しており、アクセスは抜群。同敷地内に幼稚園から大学・大学院まであるため、キャンパスが非常に広く、自然豊かな環境で学べるのも魅力です。
続いて、同校の学びについて説明がありました。大きな特徴は、クラスや授業は男女別で、学校行事やクラブ活動は男女合同で行う「男女併学制」を採用していることです。生徒の希望進路に応じたコース制を導入し、男子は「スーパー理系選抜クラス」「英数クラス」の二つ、女子は「スーパー選抜クラス」「英数クラス」「女子特進コース」の三つに分かれて学びます。基本カリキュラムは全コース共通で、高2までに中高の内容を終了し、全員が大学入学共通テストを受験します。
入試対策部長の松倉博幸先生は、男女併学制の利点について、以下のように説明しました。「中学の時期は、読解力などの面で男子と女子の能力に差があり、学習の指導方法が異なります。それぞれに対して適切なアプローチができるのが、男女併学の良さです。校舎も別々で、中学の間はホームルームと授業も男女で分かれますが、行事やクラブ活動は男女合同で行います。異性が協力する機会を設けることも大切だと考えています」
なお、2027年度からは高校のみ「男女共学」となり、中学校ではこれまでどおり男女別で、高校では男女合同で学ぶことになります。
学習サポートも充実しています。中1・2では、指名制の補習を行うことで学習が遅れがちな生徒をフォロー。中3では、最難関大学を目標とする生徒のために、塾と連携したハイレベルな冬期特別講習を行います。中3から高3の長期休暇中には「大学受験セミナー」を希望制で開講。高3の夏期セミナーでは、教科別・志望別に分かれた80以上の講座が行われます。こうした手厚い指導の結果、今春は174名が国公立大学に合格し、そのうち127名が現役生というすばらしい実績を残しました。
クラブ活動も行事も全力で取り組む
世界大会に出場したクラブも
豊かな人間力を育てるために、クラブ活動も重視しています。「中学生は原則全員参加です。高校生は任意ですが、6~7割の生徒が何らかのクラブに加入しています」とのこと。そのなかでも理科部ロボット班は、2008年から活動を開始した新しいクラブですが、すでにロボットの世界大会に10回以上出場しています。そのほかにも、全国大会に出場した経験のある弦楽部や卓球部など、運動系・文化系問わず、大きな成果を挙げています。
行事はキャリア教育と関連させたものが多数あります。高2では、高校生向けのビジネスアイデアコンテストに参加。2023年度は準決勝に全国最多の6チームが進出しました。
最後に、2025年度入試の説明がありました。昨年度からの変更点はなく、「後日程の試験だから競争率が高いわけではありません。最後までチャンスがあると考え、挑戦していただきたいです」と松倉先生はメッセージを送りました。
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