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学校説明会レポート
流通経済大学付属柏中学校
2024年7月24日(水)
さまざまな体験を重視した学びで意欲を引き出し、新しい時代を切り拓く若者を育てる
NIPPON EXPRESS(旧・日本通運)の出捐(しゅうえん)を基に茨城県龍ヶ崎市に流通経済大学が設立されたのは1965年のことです。20年後の1985年に、柏市に付属柏高等学校を開設し、さらに38年後の昨年4月、高校と同じ敷地内に中学校が誕生し、中高一貫教育がスタートしました。同校は、東武アーバンパークライン(野田線)「江戸川台」駅、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅からスクールバスを運行しており、所要時間はいずれも10分程度です。
オンラインで開催されたこの日の説明会では、まず、入試広報部長の横田永冴先生が教育の特色を紹介しました。同校は将来を見据えた「未来創造教育」を実践するために、「グローバルコミュニケーション教育」「ICT共創教育」「流経リーダーシップ教育」の三本柱からなる学びを実践しています。
「グローバルコミュニケーション教育」では、実用的な英語力を磨き、語学で世界を広げるために、ネイティブ教員による授業を毎日1コマ以上設けています。そして、中学を卒業するまでに全員が英検®準2級以上を取得することを目標にしています。また、シンガポールとマレーシアに行く中3の2月の修学旅行では、現地の大学生や中学生との交流、日本企業の海外支社の見学などを行います。
「ICT共創教育」では、ICTを道具として使用しながら探究活動を行い、仲間と共にさまざまなものをつくり出す喜びを体験します。生徒は1人1台のタブレットパソコンを使い、STEAM学習「SDGs探究グループ学習」にも取り組みます。
「流経リーダーシップ教育」では、学校行事や体験学習、部活動などを通してリーダーシップを養います。流通経済大学との連携を密に図りながら行うのが大きな特徴で、大学にある大型施設「プロジェクト・アドベンチャー」を利用してチームビルディングを学ぶプログラムでは、流通経済大学の教授や学生ともやり取りをして、協力することの楽しさや大切さを実体験します。
生徒がさまざまな体験をする機会を設けているのも同校の特徴です。たとえば、中1では、学期ごとに大きく三つの体験をします。まず、1学期には流通経済大学の教授と学生を招き、ゲームを通じて協調性や協働性を学ぶ体験型のオリエンテーション研修を実施。2学期には日本科学未来館とスモールワールズ東京での校外学を行い、3学期には留学生と英語でコミュニケーションを図りながら浅草を案内します。また、「本物に触れようプロジェクト」では、NHK交響楽団の団員から演奏の手ほどきを受けたり、流通経済大学の教授から障害者スポーツを学んだりするなど、さまざまな体験プログラムを用意しています。
クラブ活動は原則として週3~4日までです。活動がない日は、放課後に「7限講座」を開講します。小テストで合格点に達しなかった生徒を対象とする数学補習講座や、希望制の英検®講座、第二外国語講座(フランス語・ドイツ語・中国語)があります。また、質問型の放課後学習システム「流経NEXT」も利用でき、放課後にその日の学習内容を教員と相談し、各自で課題を設定して自習が進められます。わからない問題はその場で解決できるので、自学自習を校内で完結できます。
最後に横田先生は「開校2年目の本校は建物も新しく、最新の施設を備えています。また、中学から入学した生徒は、高校からの入学生と同じクラスになることはなく、まったく別の中高一貫プログラムで学習します。もし本校に興味を持っていただけましたら、ぜひ一度足を運び、学校の雰囲気を感じてください」と締めくくりました。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
8万2000㎡の広々としたキャンパスには、二つの体育館、全天候型人工芝の二つのグラウンド、硬式野球場、多目的グラウンドといった運動施設や、約5万冊の書籍を有する図書・メディア棟などがあります
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