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学校説明会レポート
東京都市大学等々力中学校
2024年6月20日(木)
教育理念「高潔・英知・共生」の下、国際社会に貢献するグローバルリーダーを育成
東京都市大学等々力中学校・高等学校は、東急グループの基礎を築いた実業家・五島慶太氏が1939年に創設した東横商業女学校を前身とする中高一貫の進学校です。2009年にそれまでの東横学園中学校・高等学校から現在の校名に変更し、その翌年には共学部を開設しました。以来、「noblesse oblige(ノブレス・オブリージュ)とグローバルリーダーの育成」を教育目標に掲げ、誇り高く、高潔な人間性の陶冶と、「プリンシプルを持った若者」の育成に努めています。
この日、最初に登壇したのは、同じ学校法人五島育英会が運営する東京都市大学付属中学校・高等学校に長年勤務し、今春、校長として同校に着任した草間雅行先生です。草間先生は「本校では創立者・五島慶太の遺志に基づき、『高潔・英知・共生』を教育理念としています。なかでも『共生』は、相手の立場に配慮しながら自分の考えもきちんと伝える『アサーティブ』な人間関係を築くことであり、これからの社会で求められる大切な力です。この理念は生徒だけでなく、教員の意識にも根づいており、教育活動を行う際のチームワークの良さにつながっています」と話しました。さらに「今後は両校の交流を深め、互いを高め合いながらより良い学校づくりに励んでいく方針です」と抱負を述べました。
続いて、教頭の飯田公彦先生が同校の先進的な教育について紹介しました。毎日の授業の完全消化と学力向上を図るため、さまざまな学習支援プログラムを実施しています。その一つが「TQ(Time Quest)ノート」です。生徒たちはこのノートに時間軸に沿って週単位の学習計画を記入し、毎日、その進捗状況を振り返ります。飯田先生は「TQノートの活用によりメタ認知能力が養われ、時間管理意識が高まります。自学自習の習慣化にもつながり、生徒の学力は飛躍的に向上しました」と述べ、その効果をアピールしました。
また、自学自習を習慣づけるためのもう一つの仕組みが、建物を1棟丸ごと自習室にした「都市大等々力リテラシーセンター(TLC)」です。館内には約700人分もの席が用意されていて、中1~高2は夜8時まで、高3は夜9時まで利用可能です。チューターも常駐しており、生徒は必要な学習を校内で完結することができます。さらに、夜に生徒が帰宅する際には、学校から最寄りの東急大井町線「等々力」駅までの付き添いも行うなどして、安心して学べる環境を整えています。
英語教育としては、AIを活用したアダプティブラーニング方式の学習システム「システムΖ(ゼータ)」を導入し、毎朝10分間、記憶定着アプリを用いて、読む・書く・聞く・話すの英語4技能を鍛えています。その定着度は週1回の小テストで図り、成績が振るわなかった生徒には遅れの解消や学習への取り組み方についてきめ細かくコーチングします。こうした手厚い指導の結果、生徒たちは着実に英検®のスコアを伸ばし、現在の中2生の93%が4級を、中3生の91%が3級を取得しています。最終的には高2修了時までに全員が2級を取得することを目標としています。その重要性について、飯田教頭は「最近は、英検®をはじめとした英語4技能の検定試験の結果を評価する大学が増えており、英語力を強みにすることは大学入試で圧倒的に有利です」と話します。加えて同校では英語語学研修も充実しており、イギリスのラグビー校との交流、最先端の医科学を学ぶオーストラリア夏季語学研修などの海外でのプログラムに加え、国内で英語漬けの体験をするグローバルスタディーズプログラムやイングリッシュ・サマーコースも実施しています。
こうした取り組みの成果は大学合格実績にも表れています。今春の卒業生276名のうち国公立大学合格者は70名で、そのなかには東京大学や医学部への合格者も含まれています。また、早慶上理ICU合格者は227名、GMARCH合格者は489名と、いずれも過去最高の実績となり、現役進学率は約9割に達しています。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
東京都市大学が所有していた施設を改装した都市大等々力リテラシーセンターや、今後拡張予定のグラウンドなど充実した施設がそろい、学校生活を伸び伸びと送ることができます
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