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学校説明会レポート
明星中学校
2024年7月31日(水)
中高一貫のプログラムの下「体験教育」を重視し、「なりたい自分」を見つける
1923年に開校した明星実務学校を起源とする明星中学校・高等学校は、「自分の未来をデザインし共創していける人の育成」を教育目標に掲げ、伝統を受け継ぎながら時代の流れに沿った学校改革に取り組んでいます。JR中央線「国分寺」駅または京王線「府中」駅からバスで約7分の場所にある、7万1564㎡の広大なキャンパスには、幼稚園から高校までがそろっています。
説明会の冒頭、校長の水野次郎先生は「本校では認知能力と非認知能力を調和させて、どちらもバランスよく育てていける教育環境を整えています。また、年齢やステージにかかわらず、何度でも学び直して多様な人生を歩んでいける、しなやかで強靱な生徒の育成に取り組んでいます。『和の精神のもと、世界に貢献する人を育成する』という教育理念に基づき、時代がどんなに変わっても、自分を支える強い心を持った青年を育てることが最も大切な使命であると考えています」と話しました。
続いて、教頭の藤井泉浩先生から、学校概要が説明されました。同校では「世界のトレンドに適応し続けるイノベーティブな学校」「人と自然を愛し、自他の価値を大切にする学校」「生徒と教師がともに成長し誇りを持てる学校」という三つのビジョンを掲げています。体育祭や文化祭などの学校行事の運営は生徒が主役です。また、320席あるカフェテリアでは、朝早くから放課後まで学習や共同作業に励む生徒の姿が見られるそうです。
中高6年間の一貫教育では、2年ごとにクラスの移動が可能です。中1・2は「特別選抜クラス」「総合クラス」に、中3・高1は「特別選抜クラス」「英語クラス」「総合クラス」に分かれて、中1から高1までの4年間で「なりたい自分」を見つけます。特に力を入れているのは、目に見えない学力を養成する「体験教育」です。単に「おもしろかった」「楽しかった」だけで終わらせず、経験したことを内面化して、それを振り返りながら学びに変えていくサイクルを重視しています。たとえば、中1・2を対象とした「花と緑の探究プログラム」は、堆肥づくり・収穫・調理・実食まで一連の流れを校内で体験できる、貴重な学びの機会となっています。
学習面のサポートも充実しています。中学生は、今年度から学習塾による放課後学習支援を全員必修として、レベル別の個別最適化学習を実現させました。藤井先生は「学校内で学習を完結できる環境を整えています。日々のトレーニングとして家庭学習用の課題を与えるほか、高3の夏には勉強合宿も実施しています」と説明しました。高2からは最難関の国公立大学をめざす「SMGSクラス」、難関私立大学文系学部をめざす「MGクラス」、難関私立大学理系学部をめざす「MSクラス」、明星大学への内部進学や推薦型選抜での第一志望合格をめざす「本科クラス」に分かれて入試突破力を強化します。2024年度は、SMGSおよびMGSクラスから国公立大学9名、早慶上理39名、GMARCH102名、医学部医学科4名の合格者を輩出しました。本科クラスからは明星大学への内部推薦で79名、難関大学および一般私立大学への推薦入試で300名、一般入試で49名の合格者を輩出しました。
最後に、中学入試の変更点についても説明がありました。2025年度から面接が廃止されます。また、2月1日午後、3日午前・午後、4日午後の特別選抜クラス2科入試では、総合クラスへのスライド合格判定が行われます。4日午後の総合クラス2科入試は廃止となります。詳しくは学校ホームページでご確認ください。
約8万5000冊の蔵書を誇る図書館、中学生も利用できる広いカフェテリア、1200名を収容可能な講堂、年間を通して利用できる温水プールなど、施設は非常に充実しています
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