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学校説明会レポート
北嶺中学校
2024年7月13日(土)
充実した教育環境の下、少数精鋭のリーダー教育を実践し「高い嶺」をめざす
北海道初の完全中高一貫校として1986年に中学校が、1989年に高校が開校した北嶺中・高等学校は、イギリスの全寮制パブリックスクールをモデルに、少数精鋭のリーダー教育を実践する北海道屈指の男子進学校です。
SAPIX代々木ホールで開催されたこの日の説明会では、寮監長を兼務する校長の谷地田穣先生が、学校の概要や学びの特色などについて説明しました。難関大学や医学部医学科への高い合格実績で知られる同校ですが、2024年度は、既卒生を含めて東京大学に7名、京都大学に3名、難関国立10大学(旧帝大・一橋大・東工大・神戸大)に44名が合格しました。
医学部医学科へは国公私立合わせてのべ63名が合格しています。谷地田先生は「現在の中1生が39期生に当たり、合格実績は創立から10年ごとに大きく伸びています。中1から職業調べ・進路調べを行い、卒業生による大学合格報告会など、先輩たちの体験談を聞く機会もあります。その後、高1から本格的な進路指導が始まります」と述べました。
同校では、多彩なプロジェクトを推進し、主体的な学びの姿勢を培うと同時に、世界で活躍するリーダーの資質として求められる思考力・判断力・表現力を高めています。グローバルリーダーの育成をめざす「G(グローバル)プロジェクト」、科学分野の見聞を広める「S(サイエンス)プロジェクト」、法学への理解を深める「ロースクール」、最先端の医療を知る「メディカルスクール」、経済やマーケティングに触れる「ビジネススクール」、プログラミング的思考能力を育成する「プログラミングAcademy」、北海道の自然や歴史を学ぶ「HOKKAIDOプロジェクト」、芸術や芸能に触れ合って感性や創造力を磨く「カルチェラタン」、北洋銀行と連携し経済・金融・証券・投資を学ぶ「ファイナンススクール」などは、どれも生徒たちが「本物に触れる」ことに主眼を置いています。
また、同校では校技として柔道とラグビーを必修とし、柔道では95%以上の生徒が在学中に初段を取得します。中1~高2では「全校登山」を実施するなど、チームワークや目標達成力を重視したリーダー育成教育に定評があります。谷地田先生は「これらはすべて、全員参加で行います。医学部志望の生徒も法律を学び、弁護士志望の生徒も医師の講演を聴きます。TOEIC、TOEFL®、英検®、漢字検定、数学検定も全員が受けます」と語りました。
全校生徒の半数が生活している青雲寮についても説明がありました。青雲寮には寮母のほか、病気やけがに備えて看護師が常駐し、生活をきめ細かくフォローしています。学習面については、夕食後の夜7時から11時までを夜間の学習時間とし、寮教諭が全学年を巡回して質問に対応しています。さらに、北海道大学医学部や札幌医科大学で学ぶ卒業生がチューターとして学習サポートに当たっているほか、寮生たちの進路相談にも親身に応じています。寮生向けのレクリエーションも豊富で、新入寮生歓迎ボウリング大会、エスコンフィールドHOKKAIDOでのプロ野球観戦、ジンギスカン祭りなど、楽しいイベントが毎月行われているそうです。
2025年度の入試日は例年どおり1月8日で、北海道内の5都市のほか、仙台・東京・名古屋・大阪で行われます。入試成績上位合格者(受験者人数の上位10%程度)は入学金や授業料が免除され、奨励金(月額1万円)も給付されます。また、特待選抜入試の合格者は、学習支援体制を整えた生徒寮「青雲寮」に入寮できる「青雲寮コース」にも自動的に合格となります。
入学を検討している家庭を対象に、個別見学、オープンスクール、そして各地での学校説明会を実施しています。学校を見学した家庭には、「学校見学証明書」が発行され、これがあれば東京・名古屋・大阪会場でも、学校見学をしていない「併願B」より有利な「専願」もしくは「併願A」という枠で受験をすることが可能になります。谷地田先生は「入試区分によって合格最低点に差がありますが、サピックス生には、さらに上の特待生にチャレンジしてほしいと思います」と述べ、説明会を締めくくりました。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
※TOEFLはETSの登録商標です。このウェブサイトはETSの検討を受けまたはその承認を得たものではありません。
校舎(右)と青雲寮(左)は連結されており、通学時間は徒歩0分。大自然に囲まれた落ち着いた環境の下、集中して学校・寮生活を送ることができます
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