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学校説明会レポート
豊島岡女子学園中学校
2024年7月8日(月)
毎朝5分間の運針を通して
努力や積み重ねの大切さを知る
豊島岡女子学園中学校・高等学校は、1892年に女子裁縫専門学校として創立され、やがて牛込高等女学校に発展し、戦後、池袋に移転して現校名となった首都圏有数の女子進学校です。伝統的な女子教育を大切にしながらも、世界を舞台に自分らしく活躍できる人材を育成しています。
この日の説明会は、サピックス教育事業本部本部長の広野雅明先生による入試解説からスタートしました。合格の目安となる偏差値や、最近の応募状況などに触れた広野先生は、「3回(2月4日)は倍率が高くなりますが、2月3日までに合格を手にした上位層が抜けるので、難度が上がるとは限りません。十分にチャンスはあるので、がんばってください」とエールを送りました。
次に、校長の竹鼻志乃先生が教育内容について説明しました。同校の教育方針は、人として正しい道を実践する「道義実践」、こつこつと真面目に努力を積み重ねる「勤勉努力」、一人ひとりの才能を見いだし、磨き育てていく「一能専念」の三つです。これらを実現する取り組みの一つが、同校の伝統として70年以上受け継がれている、毎朝、授業前に5分間行う「運針」です。竹鼻先生は「無心に縫い進めるなかで、生徒たちは基礎の大切さ、努力を積み重ねることの意義、特技を持つ強みを実感します」と力強く話しました。一方、人間力を養う場としては、生徒が主体となって運営する学校行事や、全員が参加するクラブ活動などがあります。
探究活動で課題解決力を身につけ
みずから未来を創造する力を育む
6年一貫カリキュラムについても説明がありました。中学では、数学は代数と幾何、社会は地理と歴史のように分け、異なる教員が指導しています。また、英会話はクラスを分割して少人数制で学びます。高1では、グループによる探究活動や、「ディベート英語」といったハイレベルな授業も行っています。高2からは文系・理系に分かれ、高3では大学入試に向けた演習中心の授業を行いますが、英語で科学を学ぶ「科学英語」の授業は文系・理系を問わず必修となっています。
文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている同校は、探究活動も重視しています。テーマに沿ってモノづくりに取り組み、課題解決に挑む「T-STEAM:Jr」(中1・2)、より挑戦的な「T-STEAM:Pro」(希望者対象)、探究学習の成果を発表する「Academic Day」などが実施されています。昨年度から始まった探究型宿泊研修は、長崎県壱岐島で地域課題の解決をめざすグループと、北海道大樹町でロケットの製作・打ち上げを行うグループとに分かれて行われました。このような充実した探究活動は、「科学的思考で課題を解決できる力」「挑戦する力」「世界で活躍できる力」を高めることを狙いとしています。
2025年度は、新たに「算数・英語資格」入試が導入される予定です。2月2日・3日・4日の各日程で実施し、当日受けるのは算数1科(50分)のみです。ただし、選抜方法は、算数の得点を2倍した数値に、英検®の取得級によるみなし得点(最高100点)を加算し、300点満点で判定します。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
JRほか「池袋」駅から徒歩7分という好立地。地下1階・地上8階建ての校舎には三つの体育館やエアロビクススタジオなどもあります
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