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学校説明会レポート
山手学院中学校
2024年5月16日(木)
「世界を舞台に活躍でき、
世界に信頼される人間」を育成
横浜市南部の栄区にある山手学院中学校・高等学校は、緑豊かな丘陵地にある共学の中高一貫校です。建学の精神は「未来への夢をはぐくみ、その夢の実現をたくましくになっていく人」を育てることです。言い換えれば「世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間です。中学校は1966年に、高校は1969年に創立されました。
この日の説明会では、今年度から新しく校長に就任した簑田大先生があいさつに立ちました。「これからのグローバル社会に生きていく生徒たちに必要なのは、従来の詰め込み型の教育ではなく、正答がない問題に取り組んでいく21世紀型の教育です」と述べ、そのために欠かせない社会情動的スキル(非認知能力)を養うためのさまざまな「しかけ」が同校にはあることを強調しました。
続いて、カリキュラムセンター長の渡辺大輝先生が、教育内容について説明しました。同校は生徒数約2100名を擁する大規模校ですが、中学における1学年の定員は200名であり、高校から入学する生徒とは異なるカリキュラムで進みます。中1・2は、入試の成績を考慮し、男女比が均等になるようにクラス分けを行います。中3からは選抜2クラスと一般4クラスに分かれて学びますが、一般クラスの成績優秀者は、高1・2への進級時に選抜クラスへの移動もできます。渡辺先生は「がんばった生徒が評価されることは、モチベーションアップにつながっています」と説明しました。
中高で2回の海外研修旅行を実施
学年全員で世界に飛び込む
生徒の非認知能力を高める「しかけ」として教育の柱となっているのが、「グローバルリーダープログラム(GLP)」と「国際交流プログラム」です。
GLPでは、「SDGs」「アントレプレナーシップ(起業家精神)」「プログラミング的思考力」「英語対話力」「哲学的思考力」の五つのコンセプトに基づく講座を開講しています。土曜日の午前中に行う「土曜講座」の一環として行われるものとしては、webプログラミングや哲学対話講座、リーダーシップを学ぶ講座などがあります。土曜講座のほかにも、徳島県や大分県で行う探究ツアーがあり、地方の過疎問題に取り組んだり、起業家精神について学んだりします。
一方、国際交流プログラムでは、オーストラリアホームステイ(中3)、北米ホームステイ(高2)の2回の海外研修旅行を実施し、学年全員で世界に飛び込む体験をします。また、アメリカやカナダで交流した生徒を在校生の家庭に迎え入れる「リターン・ビジット」も、50年以上前から行われています。
なお、2025年度入試については、日程や定員に変更があります。合格者の3年間の授業料が全額免除される特待選抜入試は継続されますが、定員の変更があるということです。詳細は9月に発表される募集要項をご確認ください。
キャンパスの敷地面積は約6万㎡と広大。蔵書数約4万冊の図書館は目の前に豊かな緑が広がる、開放的な雰囲気です
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