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学校説明会レポート
佼成学園中学校
2024年5月17日(金)
成長段階に合わせた体験型・探究型の学びで、新しい価値を創造する次世代人を育てる
「平和な社会の繁栄に役立つ若者の育成」を建学の精神に掲げる佼成学園中学校・高等学校では、「行学二道」という校訓の下、体験による人格の向上(行)と学問による知識(学)の両立を実現すべく、ICT教育、海外体験プログラム、探究的な学びといった「先進的な教育」を推進してきました。近年では難関大学への合格実績を飛躍的に伸ばす学校としても注目を集め、2024年度の中学入試では全日程で出願者が増加しました。
この日の説明会で校長の青木謙介先生は、「本校のキャッチフレーズは “男子を大きく成長させる学校”です。養いたいのは、仲間と協働して問題を解決する力と、新たな価値を創造・発信できる力です。男子校ならではの環境を最大限に生かして、一人ひとりの個性を伸ばし、自分の価値を発揮できる若者を育てます」と述べました。
2021年度に中高一貫の「グローバルコース」を新設して以降、交流を深めてきた国際基督教大学とは昨年7月に高大連携協定を締結し、大学訪問や授業体験、大学主催のプログラムへの参加といった取り組みが始動しています。「学園創立70周年を迎えるにあたり、今年は校庭の人工芝施工を計画しています。今後も“多様な未来が描ける進学校”としての環境を整えていきます」と結びました。
教育内容については教頭の南井秀太先生が説明しました。「本校は立正佼成会が社会貢献事業の一環として開設した学校ですが、宗教教育や宗教行事などは一切ありません。建学の精神を礎とした人間教育に重きを置いている男子進学校であるとお考えください」と強調しました。出願者数・受験者数が大きく伸びた今春の中学入試については、「全6回の出願者数合計は昨年度の1734名から今年度は2524名へと増加し、実質倍率が4倍を超える回もありました」と報告しました。同校の評価が高まった理由について南井先生は「一歩先の学びを提供する“先進性”と、体験重視で膨らみを持たせる“多様性”に加えて、男子の成長速度に合わせた“大器晩成型の教育”が認められたと受け止めております。そしてなにより、この学校の卒業生でもあるわたしが、自信を持ってお伝えしたいのは、一人ひとりの生徒を見守る先生がいる“安心感”です。思春期の男子にとって、教師からの小まめな声掛けは実はとても大切で、信頼や自信、『がんばろう』と思える気持ちが芽生えるきっかけになります。どんな生徒も自分の居場所があると思えるような校風が受け継がれている学校です」と話しました。
中学入試の結果によって、旧帝大などの国公立大学と最難関私立大学をめざす「アドバンストクラス」、国公立大学・難関私立大学をめざす「マスタリークラス」、海外の大学や国内のスーパーグローバル大学への進学を目標とする「グローバルコース」に分かれます。「アドバンストクラス」と「マスタリークラス」は進級時に、学力に応じて再選考されます。
社会に対応するための「探究的な学び」も推進しています。中学では「自然教室」や「歴史教室」といったフィールドワークを通じて各自が課題を設定し、情報収集、整理・分析、まとめ・表現といった「探究的手法」を習得していきます。高校のグローバルコースでは起業家精神を育成するアントレプレナーシップ教育を導入しています。社会課題の解決につながるビジネスプランを作成し、アメリカ・ボストン研修では現地の投資家にプレゼンテーションを行います。校外コンテストへの挑戦者も多く、昨年は世界最大のEdTechコンペティションで審査員特別賞を受賞した高2のチームが、ロンドンで開催されたファイナルに出場したとのことです。
最寄り駅の東京メトロ丸ノ内線「方南町」駅からは徒歩8分の立地。新宿・中野・阿佐ヶ谷方面からはバスも利用でき、近郊の生徒は自転車通学も可能です
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