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学校説明会レポート
東京女学館中学校
2023年9月26日(火)
インクルーシブリーダーシップ教育で
人と社会に貢献する女性を育む
東京女学館は、「諸外国の人々と対等に交際できる国際性を備えた、知性豊かな気品ある女性の育成」を目的に、伊藤博文、渋沢栄一といった各界の要人たちの提言によって1888年に設立されました。建学の精神を今に受け継ぎ、「高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成」をめざしています。
同校では、国際社会で重要となる周囲と協働する力「インクルーシブリーダーシップ」を、学校生活を通して培われるべき重要な資質として位置づけています。説明会であいさつに立った校長の渡部さなえ先生は、「本校が考えるリーダーシップとは、常に1人のリーダーがけん引するのではなく、それぞれが得意分野を生かしながら、時にはリーダーを務め、時には縁の下の力持ちとしてサポート役に回る『インクルーシブリーダーシップ』です。一つの課題をみんなで共有し、協働しながら主体的に解決する『包摂的な力』を培ってほしいと願っています」と語りました。同校では、体育大会、記念祭(文化祭)、修学旅行などの行事は生徒主導の実行委員会方式(スタディアジェンダ)で企画・運営されており、インクルーシブリーダーシップの育成に欠かせない主体性・自主性を確立する場となっています。
渡部先生は「先行きが不透明なこれからの時代を生きる生徒たちに求められるのは、『誠実さ』『粘り強く取り組み、最後までやり切る力』と、才能や能力は努力によって向上できるという考え方を意味する『グロースマインドセット』です。生徒たちがこれらを培い、夢を実現できるよう、全力で応援します」と結びました。
中1から手帳を活用させ
ていねいな指導で基礎学力を向上
学習指導については、広報室長の松本春佳先生が説明しました。成長段階に応じてきめ細かい指導を行っている同校では、早い段階で学習や生活習慣を身につけさせるため、中1から「フォーサイト手帳」というスケジュール帳を活用しています。主要教科の基礎力向上を図る取り組みも強化しており、英語と数学では少人数での習熟度別授業を実施しています。単元ごとに確認テストを行うのは、日ごろの努力が結果に表れることを生徒に実感させ、学習意欲を保つためです。また、中2・3の道徳・理科・英語では「グローバルコンピテンスプログラム」を導入し、外国人教員とクラス担任のチームティーチングにより、アクティブ・ラーニング型の授業をオールイングリッシュで行っています。
一方、国際的視野を養う目的で、2004年から国際学級が設置されています。国際学級には帰国生と一般生が在籍し、北米の学校のように、ことばで思いを伝える技術「ランゲージ・アーツ」を伸ばす授業を行っています。日本人教員と外国人教員の2人担任制の下、英語をツールとしてプレゼンテーションやエッセイライティングの力を育てる授業、英語劇などでインクルーシブリーダーシップを育むイベント、留学プログラムなどを通して、生徒一人ひとりの英語運用力と国際感覚の養成を図っています。
渋谷区広尾の各国大使館が立ち並ぶ閑静な場所に立地し、校内にはビオトープがあるほか、屋上緑化も実施。自然との共生を大事にした学習環境も魅力です
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