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学校説明会レポート
須磨学園中学校・夙川中学校
2023年9月2日(土)
自己実現と社会への貢献をめざし
主体的・実践的な学びを重視
昨年創立100周年を迎えた須磨学園高等学校・中学校は、「to be myself,…なりたい自分になる。そして…」を学びのテーマに掲げる男女共学の進学校です。自己実現にとどまらず、社会とどうかかわりを持つかを重視する教育プログラムと、大学合格実績の高さで注目を集める同校の説明会は、2019年度から同じ学校法人須磨学園が運営する夙川中学校・高等学校との合同で開催されました。
最初に登壇したのは同学園理事長で両中学校校長の泰子先生です。まずは須磨学園の教育方針について説明があり、「主体的な学び」「実践する学び」が教育の柱であると強調しました。「与えられた学びではなく、自分で考え、実際に体験する学びを重視。自分の頭で考え、判断し、行動できる力を育てています」と話します。学びの幅を広げ、テレビのクイズ番組や外部コンテストで活躍する生徒も少なくないそうです。
一方で、学校での学習のみで難関国公立大学進学を実現する環境を整えています。変化する大学入試制度にもきめ細かく対応しています。英語学習では4技能を伸ばすためにアウトプットを重視するほか、英語を使って数学や理科を学ぶ授業を導入しています。さらに、先進的なICT教育やLCT(リーダーシップ)教育のほか、環境教育にも力を入れています。
中高で約80日間の研修旅行
大学合格実績は好調が続く
次に、須磨学園高校副校長で中学校教頭の山本理貴先生が具体的な教育プログラムやクラブ活動、研修旅行について説明しました。学習面の最大の特徴は、質の高い授業です。授業の最後には必ず確認テストを行い、理解度をチェックします。放課後には個別指導や少人数指導を実施しているほか、希望制の特別講座を提供。さらに、21時まで自習室を開放する「9時学」でも、毎日多数の生徒が学習に励んでいます。また、タイムマネジメントノートとプロジェクトマネジメントノートを活用した独自の「PMTM教育」で自己管理する能力を鍛え、効率的な学習と部活動との両立にもつなげています。
研修旅行は、中高6年間で国内・海外合わせて約80日間に及びます。海外は中2でアジア、中3でアメリカ、高1でヨーロッパに行きます。「本物に触れる経験が研修旅行の目的。生徒は異なる文化や言語に触れ、学校交流を通して大きく成長します」と話します。
続いて、先生が須磨学園高校の大学合格実績を紹介しました。2023年度も好調で、東大・京大をはじめとする国公立大学(大学校含む)に309名が合格、医学部医学科の合格者数も48名と堅調でした。この後、先生は夙川中学校の概要も説明しました。教育プログラムはすべて須磨学園と同じですが、夙川では少人数教育を徹底し、手厚い指導で一人ひとりの生徒の学力と個性を伸ばしていると話します。
最後に入試対策部部長の乾真大先生が、両校の2024年度中学入試についてそれぞれ詳しく説明し、説明会や公開行事への参加を呼びかけました。
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