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学校説明会レポート
洛南高等学校附属中学校
2023年9月1日(金)
仏教の教えに基づく学校生活
「心の教育」を日々実践する
約1200年前に弘法大師(空海)が創立した日本最初の私立学校「綜藝種智院」をルーツに持つ洛南高等学校附属中学校。五重塔で有名な東寺の境内に立地し、京都駅から徒歩約13分と交通アクセスにも恵まれています。
そんな同校の大きな特色が、仏教に基づく「心の教育」です。渉外部長の中村信吾先生は、「仏教の教えを日々の学校生活に生かすことで、自己を尊重し、真理を探究し、社会に貢献できる生徒を育てています」と話します。特徴的な取り組みの一つが弘法大師の月命日である21日に行う法会「御影供」です。毎月この日は全校生徒と先生が一堂に会して仏教の教えに学び、人間的成長を図る日と位置づけられており、授業は行いません。
「生活即学習」を合言葉に、あいさつや掃除、身だしなみについての指導にも力を入れています。「当たり前のことが当たり前にできるようになってほしい」と中村先生。日ごろからあいさつや掃除の大切さを伝えて実践につなげ、月に1回は「身装検査」を実施しています。
クラブ活動や学校行事も活発に行われています。クラブは全部で29あり、中学生は9割以上が参加。活動は最大で週4日程度なので、学業との両立も無理なくできるそうです。説明会のなかでは行事の一つとして文化祭の様子を動画で紹介。生徒たちが熱心に展示物を制作する様子が映し出されました。
予習中心の学習サイクルで
みずから学ぶ力を育てる
学習面では、「予習→授業→復習→確認」という自発的な学習リズムの確立を重視しています。予習を軸に、授業や復習、テストで疑問点や達成度を確認するサイクルを繰り返すことで、みずから学ぶ力を育てています。「身につけてほしいのは自習力。このサイクルに即して学校の教材や課題を完璧にこなすことで志望校合格につながります」と自信をみせます。学年100位以内であれば東大・京大・国公立大学医学部が視野に入ってくるとのこと。2023年度の大学合格状況も東大13名、京大76名と好調です。
一方、放課後と長期休暇中は「T.eRa.k.oya」と名づけた自習室を開設しています。チューターが常駐してサポートを行っていることもあり、中1の多くは放課後にここで勉強してから帰っています。
最後に2024年度入試についての説明がありました。入試日は統一入試解禁日から3日目の1月15日。募集人員や試験科目、試験時間に変更点はありませんが、出願時に専願・併願、3科・4科を選択しなくてはならないので注意が必要です。なお期日までに塾を通じて連絡した場合は、併願から専願に切り替えることも可能です。「毎年9月には体育祭、10月には文化祭を公開しています。ぜひ学校を見に来てください」と呼びかけ、説明会を締めくくりました。
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