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学校説明会レポート
工学院大学附属中学校
2023年8月30日(水)
中学から大学院までの連携体制を生かし、ICTを活用した先進的な教育を推進
工学院大学附属中学校・高等学校は、工学院大学の八王子キャンパスに隣接する共学校です。「挑戦・創造・貢献」を校訓に掲げ、失敗を恐れず積極的に挑戦して、新しい価値を創造し、人間性豊かな社会の構築のために主体的に貢献できる人材の育成をめざしています。
オンライン説明会であいさつに立った校長の中野由章先生は、「本校では、帰国生や留学生も含め、多様な生徒がそれぞれの夢や目標に向かって楽しみながら学校生活を送っています。ぜひ一度、広々としたキャンパスに足を運び、教育環境をご覧ください」と語りました。
次に、中学教頭の奥津栄介先生が学校の概要を説明しました。同校では、2015年から改革を始め、グローバル教育やアクティブラーニングの充実、1人1台のICT端末の導入など、先進的な学びを実践しています。奥津先生は「生徒たちの非認知能力を高め、予測困難な時代にも社会で活躍してほしいという願いから、学校改革に着手しました。こうした能力は現在の大学入試でも求められるようになっています」と強調しました。
同じキャンパスにある工学院大学・大学院の施設や設備、研究力を最大限に活用した連携教育を推進していることも大きな特徴です。部活動での大学施設利用も可能で、特別講座の開講、研究室訪問などの行事を設定しています。2022年度は中2での「京都プロジェクトツアー」の事前学習として、建築学部の教授陣がリレー講義を実施し、生徒たちは「まちづくり」や建築について学んだそうです。
中学は「先進クラス」「インターナショナルクラス」の2コース制で、高校では「先進文理コース」「文理コース」「インターナショナルコース」の3コースに分かれます。中学の「先進クラス」では、数学の先取り学習を行い、中3で高1の数学Ⅰ・数学Aを履修します。一方、「インターナショナルクラス」では、数学・理科でネイティブ教員による英語イマージョン授業が行われています。英語については、全生徒がケンブリッジ大学出版のテキストを使用してオールイングリッシュで学ぶため、英語4技能が向上するだけでなく、英語圏の文化や考え方も自然に身につきます。また、中3では、先進クラスはオーストラリアで、インターナショナルクラスはシンガポールで、それぞれ全員が2~3週間の「海外異文化体験研修」に参加します。奥津先生は、「本校はCambridge English Schoolの認定を受けており、国際私学連盟(ラウンドスクエア)の加盟校でもあります。海外との交流も盛んで、今年度はインドから来校したバスケットボールチームと、試合を通して交流を深めました」と述べました。
さらに、日々の授業や行事に探究活動を取り入れ、生徒同士のやり取りのなかで新たな発見やアイデアを生み出すPBL(問題解決型)学習も大切にしています。こうした学びを支えるのが同校の強みでもあるICTの活用です。ICT機器を積極的に導入しており、すべての生徒があらゆる場面でノートパソコンを利用しています。
進路に関する説明は、進路指導主任の鐘ヶ江暢子先生が担当しました。力を入れているキャリア教育では、電気通信大学、東京薬科大学、多摩美術大学など、他大学とも協定を結び、連携してさまざまな活動を行っていることが紹介されました。「大学を身近に感じれば、学習意欲の向上にもつながります。卒業生による講演や企業訪問といった、社会に目を向ける機会も設けています」と鐘ヶ江先生は話します。放課後には大学2号館や食堂が自習室として開放されるほか、希望制・指名制の補習・講習も開講されるなど、きめ細かい学習サポート体制が整っています。
最後に、入試広報部長の高橋勉先生から、中学入試についての説明がありました。2024年度は、2月1日午後(第1回B特待)に「国語重視型」が加わりますが、ここでは国語100点が150点に、算数100点が50点に傾斜配点されます。このほかの変更点として、適性検査型MTの試験時間が従来の50分から45分に短縮されることも伝えられました。
ネイティブ教員の人数は専任、講師、ALT合わせて10人以上。英語・数学・理科など、日本の教員免許を取得しているネイティブ教員も在籍しています
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