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学校説明会レポート
西大和学園中学校
2023年7月22日(土)
東大73名など高い合格実績を誇る
関西有数の進学校
「次代を担う高い理想と豊かな人間性を持った生徒の育成」を目標に掲げ、西大和学園高等学校が奈良県に誕生したのは1986年のことです。2年後の1988年に男子のみの中学校が開校し、2014年からは女子の募集も開始しました。関西有数の進学校として知られており、今春は東京大学に73名が合格しました。京都大学には39名、国公立大学医学部医学科(防衛医科大学校を含む)には56名の合格者を輩出しています。
東京・代々木のSAPIX代々木ホールで開かれた説明会の冒頭で、学園長の岡田清弘先生は、同校の卒業生が東京大学合格後、カリフォルニア大学バークレー校に進学したことをきっかけとして、2022年より「海外大学進学プロジェクト」を始動させたことを報告しました。「海外大学を志望する生徒が増えているので、今後はさらにノウハウを蓄積して、チームをつくってサポートしていきます」とのことです。
全国から入学する生徒のために、学園敷地内に男子寮(青雲寮・清栄寮)を設置しているのも特徴です。青雲寮には、中1から高1までの男子が入寮し、中学生は8人部屋で、高校生は4人部屋で共同生活を送っています。寮専門の教員のサポートの下、毎晩90分×2コマの学習時間を設け、基礎学力を養う一方、バーベキュー大会やスポーツ大会といった寮生の絆を深める寮独自の行事も実施しています。高2からは2人部屋の清栄寮に移り、より受験勉強に集中できる環境となります。岡田先生は「感謝の心が育まれることが寮教育の一番の魅力です」と強調しました。
多彩な体験学習や卒業研究で
生徒の知的好奇心を喚起
同校は2002年度から文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール指定校となっていますが、その学びを中学生用にカスタマイズしたSSJ(スーパーサイエンスジュニア)では、さまざまな体験学習を行っています。たとえば、希望者を対象に、1泊2日でウミガメの産卵観察などの自然体験学習が実施されています。キャリア教育としては、卒業生の協力を得て行う、航空運輸産業や裁判所、大学付属病院などでの職業体験があり、学校で企業のインターンシップを体験できる「クエストエデュケーションプログラム」などにも挑戦して視野を広げます。中3では、生徒が自分の興味・関心のあるテーマを選び、1年間かけて掘り下げ、論文にまとめて発表する「SSJ卒業研究」に取り組みます。
最後に、過去のSSJ卒業研究のなかから、3作品が紹介されました。大学で使う数学とコンピューターを駆使して書き上げられたという「破壊しない限り絶対に6面そろわないルービックキューブのパターン」、一重まぶたの遺伝性とその魅力について、母親をも巻き込んで探究したという「一重と個性」、嫌われがちな昆虫の存在意義について、新潟県でフィールドワークを行って書き上げられた「カメムシの日本における必要性」です。これらのユニークな論文の魅力を語る岡田先生の笑顔から、生徒たちが充実した学びを日々体験できる環境が整っていることがうかがえました。
最寄り駅のJR「王寺」駅へは、JR「大阪」駅から快速で約40分。JR「天王寺」駅からも快速で約20分というアクセスの良さも魅力です
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