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学校説明会レポート
三田国際学園中学校
2023年7月15日(土)
12のコンピテンシーを軸に
社会に貢献する“発想の自由人”を育てる
三田国際学園中学校・高等学校は、2015年に戸板中学校・戸板女子高等学校から改称し、共学校として生まれ変わりました。校名に「国際」とあるとおり、充実した国際教育を実践する進学校として、海外のトップ大学のほか、国公立大学医学部や難関私立大学にも卒業生を送り出しています。
説明会の冒頭、学園長の大橋清貫先生は、生徒を育てるために学校全体で意識していることとして、「探究心」「創造性」「責任感」「異文化理解」「リーダーシップ」「共創」「率先」「社会参画」「問題解決能力」「コミュニケーション」「革新性」「生産性」という12のコンピテンシーを紹介しました。コンピテンシーとは、社会で優れた成果を出す人材に共通する能力や行動特性のことで、大橋先生は「中高6年間でこれらの基礎を身につけることを目標にしています」と説明しました。
続いて、同校最大の強みとして挙げたのが、31名に上る専任のネイティブ教員の存在です。「International Teacher(IT)」と呼ばれるこの教員陣は、日本人教員と同様に学級担任を務めるほか、学校行事・課外活動・進路指導にも積極的にかかわります。「学年によっては80人ほどの帰国生が在籍していますから、ここにITを加えると、校内の3人に1人はネイティブ並みの英語力を持つことになります。この圧倒的な英語環境で、海外大学を含む幅広い進路の実現をサポートしていきます」とアピールしました。
海外高校卒業資格を取得できる
デュアルディプロマプログラム
次に、副校長兼広報部長の今井誠先生が、生徒に身につけてほしい力を「THINK & ACT」「SCIENCE」「INTERNATIONAL」の三つのキーワードに沿って説明しました。とりわけ「THINK & ACT」については、課題解決に必要な情報収集、意見構築、議論、表現という科学的なアプローチサイクルができるようになるための素地として重視しており、今井先生は「どの授業でも生徒がみずから考え、科学的アプローチサイクルを実践していきます。これにより、生徒は自律した学習者へと成長していきます」と強調しました。
中1は、多彩な学びを展開する「インターナショナルサイエンスクラス(ISC)」と、英語に特化した「インターナショナルクラス(IC)」の2クラス制ですが、中2からは、理数系・情報系分野に高い意欲を持つ生徒のための「メディカルサイエンステクノロジークラス(MSTC)」が加わった3クラス制となり、それぞれ特色あるプログラムが実施されています。
たとえばICでは、帰国生を中心とするアカデミーグループと、英語初学者向けのイマージョングループに分かれ、この2グループの生徒がバディを組んで学びます。そして、高校では、日本と西オーストラリア州の両方の高校卒業資格を取得できるデュアルディプロマプログラムに移行していきます。最後に今井先生は「国際教育を強みとする本校ですが、入学者のうち約7割は英語初学者です。さまざまな機会のなかで、英語力を磨いていくだけではなく、異文化理解や国際交流を促していきますので、安心してご入学ください」と締めくくりました。
東急田園都市線「用賀」駅から徒歩5分。大学の研究室レベルの三つのサイエンスラボなど、施設面も充実しています
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