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学校説明会レポート
日本大学三島中学校
2023年8月1日(火)
中高大が連携して、リーダーとして活躍できる資質と能力を育てる
1958年、日本大学の正付属校として静岡県三島市に創設された日本大学三島高等学校は、2003年に中学校を開校し、併設型の中高一貫校となりました。「社会の様々な分野でリーダーシップを発揮できる人材を育てる」というスクールミッションを掲げ、日本大学の教育理念である「自主創造」の精神の下、「自由と規律」を重んじる教育を展開しています。
この日のオンライン説明会で教頭の小川高明先生は、同校の六つの特長を説明しました。一つ目は、「大学との連携」です。中学・高校と、大学の国際関係学部が同じ敷地内に集う同校では、大学との協力によるキャリアプログラムが実施され、最先端の研究講座も開催されます。また、大学生が学習や行事をサポートしてくれます。二つ目は「豊富な学校行事」です。小川先生は「生徒たちは多彩な行事を通して、先輩・後輩や仲間と協力して何かを成し遂げる喜びを経験し、成長していきます」と語りました。三つ目は、大学付属校のメリットといえる「充実した施設」です。四つ目としては英語・数学・国語の3教科で導入されている「先取り教育」が挙げられました。英語・数学は中高一貫校用の教材を使って学習を進め、国語は中2から本格的に古文・漢文に取り組むなど、中学の段階から高校の内容を学んでいます。この先取り教育が、五つ目の「早期の受験対策」の実現にもつながります。六つ目は「少人数制授業の実施」です。現在、中学校は1学年約25名×2クラスと少人数のクラス編成ですが、英語・数学はそれをさらに2分割して、きめ細かい学習指導を行っています。
高校になると、1学年の生徒数は560~580名となり、勉強と部活動を両立し内部推薦を活用して日本大学への進学をめざす「総合進学コース」、スポーツに特化した「アスリートコース」、国公立大学や難関私立大学をめざす「アカデミックコース」、オーストラリアに1年間留学する「グローバル留学コース」の4コースに分かれます。小川先生は、「中高一貫生は原則としてアカデミックコースに進みますが、総合進学コースやグローバル留学コースを選択することも可能です。高2に上がる際にも、総合進学コースへの変更ができます」と話しました。
続いて、同校の教育の柱である「21世紀型の学び」「教科の学び」「グローバルな学び」について説明がありました。ICTを活用した「21世紀型の学び」に関しては、「本校では、生徒全員が8年前からタブレット端末を持ち、日々の学習や課題発表などに使用してきました。こうした探究型学習には『一日の長』があるといえます」と小川先生は胸を張ります。「教科の学び」については、週34コマの授業時間数を確保し、長期休暇中には講習も設定して、基礎学力の強化と定着を図っています。2名の英語ネイティブスピーカーの教員が常駐しており、生きた英語を学べるのも特長です。なお、英会話の授業はネイティブ教員と日本人教員とによるチームティーチングで、中1は週4コマ、中2・3は週3コマあるそうです。英語を話すことへのハードルを低くして、楽しみながら英語力を身につけさせる方針で、その成果として、例年、中3修了時点で過半数の生徒が英検®準2級以上を取得します。「グローバルな学び」については、地域から世界へと視野を広げていく各学年の学校行事が紹介されました。小川先生は「中1は地元の伊豆の海での臨海学校を、中2は飛驒高山での林間学校を経験します。中3はイギリス・フランスへの海外修学旅行を予定しています。日ごろの英語学習の成果を発揮するとともにフランスではルーブル美術館なども訪れます。教科書でしか見たことがないものを実際に目のあたりにして、学びへの意欲を高めてもらいたいからです」と語りました。
2024年度入試は、総合選抜型(第1期・第2期)と学力選抜型を合わせて計3回の試験が実施されます。2科・4科選択制の学力選抜型入試は、三島・小田原・藤沢・東京の4会場で行われ、東京都や神奈川県在住の受験者も年々増加しているとのことです。
JR「三島」駅から徒歩15分。学校行事やクラブでは中学生と高校生が一緒に活動することが多く、放課後の英検®対策講座は国際関係学部の学生がフォローしてくれます。このように幅広い年代と触れ合う機会があります
www.mishima.hs.nihon-u.ac.jp/jhs/
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
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