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学校説明会レポート
明治大学付属明治中学校
2023年7月3日(月)
基礎学力を礎に、高い英語力と
深い教養を身につけて明治大学へ
明治大学付属明治中学校は2022年に創立110周年を迎えました。明治大学直系付属の男子校としての歴史を刻んできた同校が、キャンパスを調布市に移転し、共学化したのは2008年のことです。
この日の学校説明会では、副校長の北村純先生が冒頭で校訓の「質実剛健」「独立自治」を紹介しました。入学したばかりの生徒たちには、「内面を鍛えましょう」「自分のことは自分でしましょう」とわかりやすく伝えているそうです。北村先生は、生徒の成長を強く実感する場として、林間学校と修学旅行を挙げ、「生徒たちは学年が上がるごとに、目標に向かって主体的に行動し、協働できるようになります」と語りました。
教育内容についても詳しい説明がありました。中学では基礎学力の構築を重視し、週6日制・34時間授業で主要教科をじっくり学ぶカリキュラムが組まれています。発展学習を行う英語・数学は週1回、7時限に補習講座があります。特に英語教育には力を注ぎ、週7コマの授業数を確保しています。そのうえで中1では少人数制授業を、中2・3では習熟度別授業を取り入れ、多読やスピーチコンテストなども行って、4技能をバランスよく伸ばします。
高校では基礎学力の定着を継続させながら、高2までは文系・理系の区別なく、全員がほぼ同じ科目を学ぶことで総合的な学力を養っています。
高校では明治大学と連携した
キャリアプログラムが充実
付属校であることのメリットを生かした高大連携プログラムも豊富です。大学教員による週2コマの「高大連携講座」(高2前期・高3後期)、明治大学の講義を受講し、修得した単位が明治大学入学後に卒業に必要な単位の一部として認定される「プレカレッジプログラム」(高3希望者対象)などを通して、生徒たちは「大学で何を学ぶか」を理解して進路選択につなげていきます。
併設の明治高校への推薦条件は、「中学3年の2学期末までの成績において、全教科で40以上、国語・社会・数学・理科・英語の平均が55点以上」であることですが、「英検®準2級以上の1次試験」に合格していることも必要です。明治大学への進学については、高校3年間の定期試験で総点の60%以上の成績を収めたうえで、「英検®2級に合格」「TOEICスコア450点以上取得」という二つの条件を満たせば、被推薦権が与えられます。2023年春の卒業生は95%が被推薦権を得て、最終的に87.8%が明治大学に進学しました。
次に、中1担任の釣部智丈先生が登壇し、学校生活を紹介しました。東京六大学野球応援、林間学校などでの生徒たちの様子をスライドで紹介し、「1クラスは35~37名で、教員と生徒との距離が近いのが特徴です。男女の仲は良く、生き生きと協働しています」と語りました。
最後に、2024年度の中学入試について説明がありました。現時点では変更の予定はなく、例年どおり、第1回は2月2日午前に、第2回は2月3日午前に実施されます。第1回と第2回の両方を受験した場合、優遇措置として第2回で3点が加算される制度があります。2024年度入試要項は、9月上旬に学校ホームページにて公開されるとのことです。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
フルピッチのサッカー場は1面、軟式野球場は2面とれる人工芝のグラウンド。体育館は二つあり、テニスコート、食堂なども完備しています
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