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学校説明会レポート
日本大学第三中学校
2023年5月20日(土)
充実した環境で「勉強・行事・部活」に励み、多様な進路に対応できる学力を身につける
全国に26校ある日本大学の付属高校・中等教育学校のうち、中学校があるのは中等教育学校を含めて16校です。日本大学第三中学校はそのうちの1校で、1929年に日本大学赤坂中学校として創立され、1946年に日本大学とは別法人になった特別付属校です。1976年に町田市の現校地に移転しました。なお、日本大学には、特別付属校のほかに正付属校と準付属校がありますが、内部進学枠に差はなく、9割以上の生徒は被推薦権を得られます。同校からは日本大学への被推薦権を確保したうえで他大学をめざすことも可能で、毎年、卒業生の約6割が国公立大学や日本大学以外の私立大学に進学しています。その進学先には東京大学、一橋大学といった最難関の国立大学も含まれているほか、日本大学以外にも120の大学への指定校推薦枠が約400名分あります。
この日のオンライン説明会の冒頭、教頭の佐々木祐輔先生は建学の精神「明・正・強」を紹介しました。同校ではその意味を「明確に正義を貫く強い意志」ととらえ、教育の基本方針に据えています。そして、生徒の可能性を広げる教育三本柱として、「勉強・行事・部活」を挙げ、「そのすべてをがんばりたいという生徒に来ていただきたい」と話しました。
そんな同校が近年、特に力を入れているのが、探究学習・ICT教育・国際交流です。探究学習では「自求自探」をキーワードに、課題発見型の能力の育成に努めています。ICT教育は8年前に本格的に開始しましたが、これにより、新型コロナの流行により休校が要請された時期にもオンライン授業にいち早く対応することができました。現在は、生徒全員にタブレット端末を貸与し、各教室には電子黒板機能がついたプロジェクターを設置しています。また、通信面では中高一貫校として全国で初めて5Gにも対応しました。佐々木先生は「学校にはシステムエンジニアが常駐していて、タブレット端末のトラブルなどにも即時対応が可能です」と説明しました。国際交流としては、オーストラリアの姉妹校への長期の交換留学をはじめ、さまざまなプログラムがあります。
先取り学習は、「基礎の徹底」を重視する方針のため、中学3年間は行いません。「先取りをして授業に追いつけない生徒をつくることはしません。中学の学習内容は全員が100%身につけられるようにするのが、本校の目標です」と佐々木先生はその意図を説明します。英語と数学では1クラスにつき複数の教員が指導するチーム・ティーチングを行い、指名講習や希望講習も開講しています。
また、他大学受験など、より高い目標を持つ生徒のために、中3の全6クラスのうち1クラスは選抜クラスとなっています。高校では10クラスのうち2クラスが特進クラスとなるそうです。佐々木先生は「本校では職員室にも生徒が自由に出入りできます。勉強が苦手な生徒も、高い目標をめざす生徒も気軽に質問できる雰囲気です」と語りました。
付属校ならではの環境を生かし、部活動に励む生徒が多いのも特徴です。体育系の部は強豪ぞろいで、たとえば高校硬式野球部からは何人ものプロ野球選手を輩出しています。文化系の団体の活動も盛んで、吹奏楽部や放送部などは全国大会の常連です。
最後に、佐々木先生は「本校は、日大の付属校ですが、他大学への進学もとても盛んな学校です。広い校舎や最新のICT環境にも自信があります。まずは、本校を訪れて、生徒の様子や雰囲気をご自身の目で確かめてください。運動会や文化祭も一般公開しています。また、平常時でも予約なしで学校見学が可能です」と呼び掛け、説明会を締めくくりました。
JR・小田急線「町田」駅、「小田急多摩センター」「京王多摩センター」駅、JR「淵野辺」駅より路線バスの利用が可能。15万㎡の校地に、最新の設備が整えられています
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