受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 山脇学園中学校

入試が教えてくれた大切な事

Y.Kさん

 私が入試を受けるにあたり、大切だと思った事はケアレスミスをしない事などはもちろん、「切り替え」です。受験済みの学校の合否に関してや、前の科目の事など過去のことを考えずに、今、目の前にある問題を全集中して解く。この事はどこの学校を受けるにせよ、共通して意識すべきことです。受験済みの学校が合格しているなら思い出せば、やる気になるかもしれません。しかし、不合格であった場合は精神的にダメージを受けます。
 その影響によって、受験を予定する他の学校や、現在解いている科目も全てに支障が出ます。不合格のことを思い出して暗い気持ちに、不安な気持ちにならない人は、相当前向きな人でなければ滅多に居ないはずです。そのためにも、「切り替え」は大事です。しかし、「切り替え」を意識していても切り替えられない事など多々あります。私もそうでした。
 そのような場合の解決策として自分の志望校に合格したあとの学校生活を思い浮かべたり、飲み物を飲んだり深呼吸するなど、なにか気分転換をすると前向きとまではいきませんが、意外と気にならなくなりました。
 もう一つ重要だと思った事があります。それは、「最後の最後まで諦めない事」です。
 私の場合、2月1日に、行きたかった学校の受かると自信しかなかった国語1科の入試に落ちた時には想像を遥かに超えたショックと失望に包まれました。そんな中で塾の先生に励まされながらも、「切り替え」と「諦めない心」を大事に何とか2月4日まで挑みました。すると、2月4日に合格を頂けました。その時はとても嬉しかったです。
 この掴み取った合格は、「切り替え」や「諦めない心」と今までの努力が結びついたことにより得られたのではないかと思います。
 皆さんも入試期間だけでなく日々のマンスリーテストなどの時から「切り替え」と「諦めない心」を意識してみて下さい。そうすれば合格という贈り物があなたに届きます。

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