私は第一志望校の桜蔭には落ちてしまいましたが、第二志望校の豊島岡に１回目で合格することができました。
　サピックスに入室したのは新４年生の２月です。授業が面白く、サピックスに行くことが楽しみでした。しかし、家庭学習はつまらなかったため、最低限のことしかやりませんでした。それでも４年生の頃は上位クラスにいましたが、５年生になり内容が難しくなると、ずるずると成績が落ちていきました。
　６年生の夏期講習後の大事な時期に偏差値が10下がり、とてもあせりました。先生に相談すると、一日のスケジュールを分単位で細かく決めることを提案されました。今までは30分単位で、教科だけしか決めていませんでしたが、勉強内容ごとに時間を逆算してスケジュールを決めることで、やることがはっきりして、終わったあとに達成感を感じるようになりました。また、休憩するとだらけて勉強に戻れないことが多かったので、休憩時間を取るのをやめました。休憩をなくすことは不安でしたが、あまり負担には感じず、逆に早く終わればその分ゆっくりできるというモチベーションにもつながりました。
　勉強内容も修正しました。苦手な算数は平常授業の復習や土特のプリントを中心にして、基礎を固めました。それ以外の科目は暗記が足りていないことがわかったため、国語は語彙や漢字をきちんとこなし、間違えたものを記録しました。理科は「生物」を理科資料で覚え、社会はデータバンクや一問一答を母に暗記カードにまとめてもらい、勉強の合間に覚えました。勉強方法を変えたことで、６年生の後期からは成績が上がり、本番では第二志望校合格という結果で終わることができました。
　最後に、私を合格に導いてくださったサピックスの皆さま、ありがとうございました。