「素直さと謙虚さを忘れずに。」
　これは、家族にいつも言われていた言葉だ。そして、私はこの言葉のおかげで、桜蔭中に合格できたと思っている。
　私は３年生でサピックスに入室した。そこから常に最上位クラスにいた事で、私のプライドは過度に高いものになっていた。素直さと謙虚さをなくしていたのだ。そのような中で、６年生の夏期マンスリーで初のクラス落ちを経験し大きな悔しさを覚えた。マンスリーの解き直しをしてみると、ケアレスミスばかりだった。この時、私は気が付いた。ほぼ全てのケアレスミスは、素直さと謙虚さが欠ける事で起こるのだと。計算ミスは私なら間違えないと暗算していた事から起こっていた。時間配分ミスは、私なら解けると思って、難問に時間をかけた事から起こっていた。このように、素直さと謙虚さをなくし、思い上がる事でミスをするのだ。私はいつも言われていた言葉の大切さに気付き、それ以来、素直さと謙虚さを意識するようになった。すると、問題の取捨選択ができるようになり、時間内に問題を解き切って点数を上げる事ができるようになった。また、入試本番でもケアレスミスを防ぐ事ができたと思う。このように素直さと謙虚さはとても重要だ。後輩の皆さんも意識してほしい。
　最後に、桜蔭中を目指す後輩たちに勉強のアドバイスをしよう。

●とにかく、授業を集中して受ける。復習を大切にし、習ったところを完璧にする。

●国語は問いと問いのつながりを意識して誘導に乗り、時間配分を意識する。

●算数の記述は桜蔭の先生に伝わるように、丁寧に分かりやすく書く。

●理社は知識問題を確実にとるために、コアプラスを大切にする。

●理科では問題を取捨選択し、１点でも多くとる。

　応援しています！ 頑張ってください！
　また、私を支え、合格に導いて下さった先生方や家族には感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました。