受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 共立女子中学校

合格一つで花咲く無限

Y.Yさん

 ボタンをクリックして「合格」の文字が見えた瞬間、私は父に抱きついた。「信じられない!」 早起きができず苦手な科目も多かった私が、第一志望の共立女子に合格した! 「え、嘘じゃないよね、受かったんだよね!」。うなずく父の顔がにじんで見えた。
 1月校は3校を受験したが全滅だった。過去問で常に合格者平均点を上回る点を取っていただけにさすがに落ち込んだ。滑り止めのはずの学校にまで落ちてしまい、「このままじゃ全落ちするかも」とすら思った。合格発表の直後はゆううつになって一日中寝込んでしまったこともあった。「サピックスオープンの共立女子合格可能性は良くても30%だったし、やっぱりだめなのかな。」不安に押しつぶされそうだった。
 だが、「真剣だからこそ壁がある」という元テニス選手の言葉や、「高く飛ぶためには一回しゃがむ必要があるんだよ」という父の言葉に勇気をもらった。「私のやってきたことは間違いじゃない。過去問も良い点が取れているから、共立に絞って準備すれば絶対合格できる!」 気持ちを入れ替えて、次の日からは授業の復習や苦手なテーマの振り返りをいつも通りこなすことに集中するようにした。
 私にはKポップアイドルの「推し」という最強の仲間がいた。勉強の合間や入試の休み時間中にも「推し」の画像を見て、「合格したら絶対コンサートに行くぞ!」とモチベーションを上げていた。コンサートに行っている自分を想像すると、不思議なことに不安が少なくなり、2月1日午前の共立女子の試験では自分の実力を思う存分発揮することができた。
 最後に、これから受験する皆さんに伝えたいことがあります。自分を信じてください。自分が信じられなければ、力を出し切ることは難しいと思います。とにかく合格すると本気で信じてください。そして思いっきり頑張ってください! 私の受験にかかわってくださったすべての方々に感謝いたします。ありがとうございました。

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