「志望校合格」という明確な目標に向かって努力することは必ず自分の力になり、自信になります。私の場合、５年生で基礎をしっかり固めることに重点を置き、量よりも質を重視して一問一問丁寧に解くことを心掛けました。先輩方の受験体験記を読んで、スケジュールの立て方や勉強方法の参考にしました。５年生の頃にいろいろ自分で試しておけば、失敗しても焦らず自分のやり方を見つけ出すことが出来ると思います。
　６年生の秋になって女子学院の過去問を初めて解いたときは難しく感じましたが、演習を繰り返すうちにやるべき問題を見極めて確実に点を取れるようになっていきました。
　１月の直前期は「受かる気しかしない」という自信を持って過ごしていましたが、２月１日前日、急に不安が襲いました。今まで頭の中からあえて排除し続けたネガティブな考えが蘇ってきたようでした。そんな時サピックスの先生からの激励電話を頂き、話しているうちにだんだんと落ち着いてきました。信頼できる先生の言葉は最後まで心の支えとなりました。
　２月１日。前日に睡眠をしっかりとれたため、朝スッキリと起きることができました。試験会場へ向かう時、４月からこの学校に通うことになるのだと思うと笑顔でいることができました。試験会場に入り、席についても意外に緊張せず「私は受かるに決まっている」という気持ちで落ち着いて試験に臨むことができました。試験の休み時間、面談などでお世話になったサピックスの先生方の言葉やＳＳ特訓でできた最高の仲間たちのことを思い出し、気持ちを切り替えることができました。
　時には悔しい思いをして、涙を流したこともありましたが、目標に向かって進んだ受験生活は振り返ってみるととても楽しく、もう一度やりたいくらいです。後輩の皆さん、自分には自分が思う以上の力があります。自分を信じて、自分の力で合格を勝ち取ってください。