２月２日、私は第二志望の入試後に第一志望の合格発表を見に行った。元々母だけが見に行く予定だったのだが、校舎に合格者が掲示されるのが午後１時からだったので、突如私も見に行く事になったのだ。覚悟して掲示板を見ると、そこには自分の受験番号があった。その時の感動は一生忘れないものになるだろうと思っている。
　さて、こうして私の受験生活は幕を閉じたわけだが、これからなぜ私が合格できたのかを振り返ってみようと思う。
　一つ目は最後まで落ち着いて試験を受けたこと。私は算数が苦手で、入試の時も最後の科目である算数が一番難しく感じた。それまでの科目に自信があったので、余計に心配になった。しかし、自分が難しいと感じているという事は他の人も同じように思っているはずだ、と気を取り直して落ち着いて問題に取り組んだら、その後の面接でみんな算数が難しかったと言っていたので、安心した。苦手な科目の試験の後に他の科目の試験が控えている場合は、自信のない科目の事を一旦忘れて次の科目に全集中する事も大切だと思う。
　二つ目は、ライバルと競いあいながら楽しんで勉強をした事。ＳＡＰＩＸには同じ年の優秀な生徒がたくさんいて、授業では毎回刺激を受けていた。特に、志望校が同じだったある一人の子とはテストなどで毎回競っていて、負けず嫌いな私は必死に勉強したため成績は自然と上がっていった。また、先生は全員面白くて友達と笑い合いながら楽しく授業を受けていたし、授業点によって席が替わるシステムも勝負好きな私を余計に燃えさせた。受験勉強を進めていく上でたくさんの困難や試練が待っていると思うが、それをいかに楽しく乗り越えるかが勝負の鍵になると思う。
　私が塾に行きたくないと言ったことは一度も無かった。そんな私の受験生活を支えてくれた先生方、警備員の方々、家族、友達、本当に有り難う。後輩のみんなも楽しく頑張れ。祈合格!!