１月24日、合格発表のボタンをクリックした後、現れたのは「残念ながら、不合格です。」の文字だった。
　22日の入試が終わった直後、正直「割とできたかな？」と思っていた。しかし、家に帰って解答速報を見ると、算数でミスをたくさんしてしまっていることに気づかされた。正直算数ができたと思っていたのもあって、非常にショックを受けて、その時点で「これはダメだ」と確信した。
　しかし、今思い返せばこの出来事はその後の最後の１週間の追い上げの原動力となってくれていたのではないかと強く思う。
　渋幕が第一志望だった私は、１月の最後の週、桜蔭のＳＳ特訓の復習、そして、渋幕の二次の過去問を解き、算数の問題選択と時間配分の実戦練習をするということを必死になってやった。二つの大物の学校の対策をしなくてはならないという状況は、肉体的にも精神的にもつらいものだった。
　そして迎えた２月。「落ちてしまったら」という不安にかられながらも全力で走り切った３日間だった。結果は全勝で終わることができたが、渋幕の一次試験での敗北と、その後の奮闘と、結果としてのリベンジを全て含めて、生涯忘れられない思い出、そして経験になったと思う。
●桜蔭を受験するみなさんへ
　サピックスのＳＳ特訓を信じて！（特に最後の桜蔭対策プリント大切！）
●渋幕を受験するみなさんへ
　特にこれといった対策はありませんが、過去問で時間配分をしっかり学び、出る分野のテキストを見直して、学んだ力を応用できるように深く理解すること！
　私にとって、サピックスは先生の面白い授業を楽しみに、親しい友達と楽しく通い、ときにはライバルとしてお互いを高めあったりしながら学ぶことができた場所です。
　みなさんも楽しく、そして全力で勉強を頑張って下さい。応援しています。