「不合格 今回は残念な結果になりましたが、あなたのこれまでの努力に敬意を表します。」
　これは、市川中学校の結果だ。少し前に受けた栄東中は、手応えは悪かったものの合格できたので、市川中ももしかしたら…と思っていたが、そんなに甘くはなかった。人生初の不合格で、かなりショックを受け、このままでは第一志望の早稲田中も合格できないかもしれないと思った。また、１月のはじめに志望校別のクラスも一番上から二番目に下がったこともあり、不安は強くなった。でも、ここであきらめては絶対に合格できないと思って、２月１日までの９日間は全力でやってやろうと決意した。具体的にはＳＳ特訓単科講座のテキストの総復習（算数）や志望校別教材の総復習（算数・理科）を完璧になるまで解いた。そして前日、当日は先生の激励電話や入試応援動画で少しはリラックスできた（それでも緊張はした）。本番は過去問に比べて簡単だったが、みんな自分以上にできているだろうと思っていたので、合格することは考えられなかった。そして２月２日、本郷中の入試が終わり、発表を見た。結果は合格。信じられなかったが、３年間の努力が報われたのだと思い、とてもうれしかった。
　最後に、直前期に、自分の体調管理や、精神面でのケアに努めてくれた両親や、自分を合格に導いてくれた先生、自分の受験のために不自由な生活を強いられてしまった妹に、感謝したい。
　これから受験をむかえるみなさん、ぼくは合格力判定サピックスオープンでは一度も合格可能性80％の判定をとれませんでしたが合格したので、あきらめずがんばってください。