受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 聖光学院中学校

仲間

Y.Yさん

 5年生までの成績は安定していた。6年生の7月までは最も好調で、最上位クラスを維持できた。夏は、大好きなゲームを封印し、努力を重ねたものの、9月にスランプにはまってしまい、1回目のサピックスオープンでは、今までで最も悲惨な成績を取ってしまった。でも、諦めずに努力を続けた。成果は徐々に表れ、以降のサピックスオープンでの成績も安定し、最上位クラスで入試本番を迎えることができた。

 入試本番では初戦の栄東で東大特待を取り、油断したまま受験した渋幕で不合格となり、今まで経験したことがない悔しい思いをした。2月に同じ思いはしたくないと、最後の1週間は、今まで以上に集中して勉強に励み、迎えた2月は最高の形で終えることができた。

 では、受験で大切なものは何なのか?

①仲間の存在。通学時に友人と問題を出し合い、話すことでモチベーションを高めることができた。そこで出し合った問題が2校で実際に出題された。授業でも競い合うことで、成績をのばしていくことができた。共に切磋琢磨する仲間がいたことで、3年間楽しく通塾できた。

②先生のサポート。僕は国語が大の苦手でした。それでも、毎週過去問添削を提出し、質問教室を利用することで、徐々に国語が分かるようになり、本番では大きな武器になった。合格できたのは、国語をはじめ、全ての教科の先生の手厚いサポートや応援があったから。

③苦手と向き合うこと。苦手科目の国語が良い時は得意科目の算理でケアレスミスを起こすなど、親曰く伝説的な帳尻合わせを発揮していた。その中で自分の弱点に向き合い、少しずつ埋めていくことで成績をあげていくことができた。

④志望校に行きたいと強く思い、最後まで努力すること。


 中学受験は人生で一度きりです。努力は着実に自分の力になります。皆さんも悔いの残らぬよう努力し、やってよかったと思えるような受験にしてください。

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