受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 慶應義塾普通部

影の成長を信じて

S.Fさん

 僕は、4年生から入室しました。入室テストは偏差値60を超え、4年生のころは一度もαから落ちることがありませんでした。
 しかし、5年生の夏期講習のとき、答えを写したり、こっそりゲームをしたりしてしまいました。それからはαはおろか、中上位クラスにすらいけず、偏差値は50まで落ちてしまいました。それでもまだ合格できると心底思っていました。
 しかし、6年生の夏、アデノウイルスに感染し、夏期講習の欠席が重なり、初めて偏差値50をきってしまいました。そこでさすがに危機感を覚えました。そのとき、理科の先生に、「4年生や5年生の頃のテキストを見直して偏差値を30上げた人がいる」という話を聞き、テキストやコアプラスまで見直しました。それでもまだ偏差値は上がりませんでしたが、ここでぼくは、「影」の成長をしたと、今では思います。
 そしてそのまま時が過ぎ、1月入試が始まりました。まずは栄東中を受けました。ここから「影」に光が当たり始めました。基礎を固めた成果がでて、とても良い成績で合格することができました。しかし現実は厳しく、その後市川中には落ちてしまいました。この時は、ショックをうけて、まずいと思い、必死にコアプラスや社会の「漢字番付」を見直しました。
 そして本命の慶應普通部。行く途中に、理科のコアプラスを見ました。すると神様が頑張る姿を見ていたのか、見たところが一つだけ出ました。最後まであきらめずに悪あがきをしてよかったと思っています。
 ほかの人も書いているとわかっているけど、僕も書きます。最後まであきらめずに頑張ってください。あきらめなければ、希望はあります。

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