受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 開成中学校

合格をつかみ取る

T.Nさん

 「ええっ! あった!」
 開成の合格発表の時、自分の受験番号を見つけて、喜びと、驚きと、感動が混ざって湧き上がってきた。5年生の頃、家庭学習をきちんとやらないこともあり、開成に行けるようなレベルではなかったのに、僕は開成に合格することができた。6年生からたくさん努力したおかげだろう。今は、「もっと早くからしっかり勉強すれば安全に合格できたのになあ…」と反省している。みんなはこんな危なっかしい受験生活は絶対にすべきではない。だが、合格が難しいレベルでも、努力すれば合格は手に届くものになるということ、成績は試験まで伸び続けることは、知ってほしい。それを信じて勉強すれば、間違いなく合格に近づくと確信している。
 では、合格にさらに近付く方法を三つ挙げようと思う。まず一つ目は、よく寝ること。寝る時間を削ってまで勉強すると、かえって脳が情報整理できなくなってしまう。僕は、平常授業の後は勉強せずに寝たが、しっかり覚えられている。僕はむしろそっちの方が覚えられた。ただ、人によってちょうどいい寝る時間は異なるので、自分に合った時間にするとよいと思う。二つ目は、毎日「基礎力トレーニング」をやること。僕は、6年生の11月から毎日やった。そこから、ケアレスミスの解消以外にも、よくわからないけれど時間配分の上達など、抱えていた問題がみるみるうちに解決された。「もっと早く始めれば…」と反省をしている。「『基礎トレ』が続かないよ」という人は、「基礎トレ」をやればご褒美がある、と決めるといい。三つ目は、復習を大切にすること。2回目の復習は、短い時間で解いて、時間配分を意識するようにし、基礎やSS特訓の復習は、身につくまで復習するといいと思う。
 勉強を進んでやれない人は、「あと〇ヶ月で受験が終わるからそこまで頑張ろう!」と自分にエールを送ってみてください。
 あとは皆さんの力で合格をつかみ取ってください! 祈・合格!

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