受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 開成中学校

高みを目指して

H.Tさん

 僕は2年生2月にサピックスに入室し、真ん中のコースからのスタートだった。成績の足を引っ張ったのは算数。面白かったがケアレスミスが多かった。それでも他の教科を伸ばして、4年生の終わりに最上位コースに入った。その後も上位コースをキープし、初めてのサピックスオープンでの開成の合格可能性は80%、筑駒は60%をとる事ができた。この時期が一番調子が良かったと思う。
 6年生ではそのまま成績が上がり、最上位コースに居続けたと言いたいところだが、7月以降最後まで成績が安定しなかった。理由は本番が近づいてきて緊張しすぎていたからだと思う。特に最後のマンスリーでコースを大幅に下げ、偏差値も50台前半になったときはショックだった。しかし、その体験は僕を大きく成長させたと思う。なぜなら、僕はクラスの誰にも負けないようケアレスミスを防ぐことを意識し、同じ志望校の誰よりもたくさん勉強することで、つらい経験を乗り越え自信を持つことができたからだ。また、一番重要な学校別サピックスオープンで結果を出せば良いと開き直って、志望校対策に集中したことも良かったと思う。そして、先生に、このクラスから開成・筑駒に受かるんだという受験体験記を書こうと言われたのが最後までモチベーションになった。
 僕が最も力を入れたラスト1か月の追い込みを紹介する。これは前々から計画しておくと良い。

算数…とにかく自信がつくまでSSの開成対策プリントをやった。具体的には、すべて5回、不安なものはもう1回やった。この時なるべく数値替えのものを使うようにした。

国語…補習でポイントをまとめたノートを見返した。解法や心がけることはその都度ノートにメモすると後で楽。最後は、解法そのものがたくさん思い浮かばなくても自分が無意識にできると信じて取り組む。

理科・社会…あたりまえのことだがややこしい知識をおさらいする。

 最後に、近くで支えてくれたサピックスの先生方、よきライバルになってくれた友達、Ⅴバッジを貸してくれた姉、15枚ものシール台紙を一度に交換してくれた受付の皆様、ありがとうございました。次の受験生の皆さんの合格を祈って開成で待ってます。頑張ってください!

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