受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 開成中学校

最後の1秒まで粘った

H.Kさん

 2月3日。とあるパスタ屋で開成と聖光の合格を知った。それぞれの合格を知ったときには言葉にならないほどのうれしさと驚き、解放感に全身がつつまれた。
 開成は合格力判定サピックスオープンでは、比較的良い成績だったものの、例えば国語では抜き出しが出題されたなど〝意外〟が多く、不安だった。
 聖光は得意な理科と社会の配点が少ないが、苦手な国語と算数の配点が高いので、うまく得点をとれているかが不安だった。しかし、開成と聖光には案の定か案外かはっきりしないが、合格した。
 なぜ合格できたかと思うと、おそらく「最後の1秒まで粘った」からだと思う。この言葉はSAPIXの先生もおっしゃっていた。
 では、合格への道のりを辿っていこう。まず、受験直前の1月。冬期講習や正月特訓などの家庭学習が終わり、暇だった。そのとき、全くと言っていいほど終えていない土特算数の開成の「山」があった。とにかく、間違えた問題を片っ端から解いていくと案外解けていた。このことが、苦手な算数の貴重な〝自信 〟となった。
 つぎに、受験前日の1月31日の夜。緊張はせず「テストだと思う」ようにした。緊張は不安の発端なのでやめといたほうがいいと思う。
 そして、受験当日の2月1日。電車で西日暮里まで行く。西日暮里駅を出て開成に着くと、たくさんの受験生であふれかえっていた。SAPIXの友達とは会わず「テストだと思って」いたのでそれほど緊張しなかった。さて、問題を解き始める。ここからは開成の各教科についてだ。

国語…〝意外〟な抜き出しと記述に戸惑ったが「最後の1秒まで粘った」。

算数…〝意外〟な=2024の式に戸惑ったが「最後の1秒まで粘った」。

理科…〝意外〟に簡単で解きやすかった。

社会…〝意外〟に簡単でとれる問題はしっかりとった。

 このように、「最後の1秒まで粘った」から合格した。今まで支えてくれた家族やSAPIXの先生方、ありがとうございました。

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