うちの娘の性格は内向的で、人と争うのが苦手な穏やかな性格です。
　SAPIXは負けず嫌いな子が伸びるという噂を聞いていたので、娘が通塾を続けられるか不安に思っていました。
　しかしクラス数も多く頻繁なクラス替えがあること、休憩時間がなく深い友達関係もない為、誰がどのクラスなどは把握することはありませんでした。内向的な娘にも居場所があり自分のペースで楽しく通塾できたのは意外に思いました。
　成績は国語得意の算数苦手女子でした。算国の偏差値がひどい時は30くらい差があり、その差は６年生になっても決定的に埋まることはなかったです。
　また欲がないため志望校も見つからず志望校探しは苦労しましたが、頌栄女子学院に見学に行った時だけ、私はこの学校は好きかも…とぽそっと呟いたことを思い出しました。
　志望校に関してもSAPIXの先生は娘の性格や将来のことまで考えてくださり、授業の成績などもよく把握して頂いていました。
　私も娘もSAPIXの先生を信じて最後までやり抜くことを目標に勉強を続けていこうと決心しました。
　難しい算数の問題に対してすぐ諦めてしまう娘でしたが、SS特訓が始まり席次を気にするようになり、いい意味で自然に頑張っていたと思います。
　また自宅学習では毎日の勉強時間のルーティン、自由時間は最後まで確保していました。
　1月は大好きなスイーツを毎日食べて、息抜きには好きなアニメや絵を描いたりしながらメリハリをつけて勉強しました。しかし頌栄の過去問は算数が足を引っ張り一度も合格者最低点には届きませんでした。
　そんな時、先生から合格なら嬉しいし不合格でも大丈夫というお言葉を貰ったことがとても励みになりました。

　私も必ず算数は間に合う。
　2月に成績のピークが来るから諦めないでやろうと、過去問も3年分を全教科2回繰り返し徹底的にやり直しました。
　当日の試験では電車の中では緊張で腹痛になり寝ていましたが、校門に着くと背筋を伸ばして振り向きも挨拶もせずに入って行きました。
　しかしお迎えの時はとても疲れた元気のない顔して、「難しかった。出来なかった」と言っていましたが、面接で頌栄の先生に落ち着いた娘の姿を褒めていただき、それだけでやり切った甲斐があった、報われたと親子で思えました。
　帰宅後はゆっくり休み、そろそろ暗記系の勉強でもしようと思っていたところ、SAPIXから着信があり合否の結果が早くなったというお知らせでした。
　急いで見てみたら合格の二文字でした。
　娘から今まで聞いたことのない嬉しい叫びの声が聞けました。

　SAPIXはどんなお子様にでも居場所のある塾です。心と身体の健康を第一優先に失敗や成功も共に楽しめて勉強できれば合格できた学校にご縁があると思います。まだまだ高校、大学と続きます。成績に一喜一憂せず12歳の挑戦する我が子とSAPIXを信じて頑張ってください。