受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 青山学院大学系属浦和ルーテル中学校

自分を信じて!

M.Sさん お子さんの名前 Kさん

 娘は4年生の5月からサピックスに入室しました。娘自身が、数ある塾の中で何故サピックスを選択したかというと、「夢のように楽しい所だと思っていたから!」と、最近、私に話してくれました。
 入室後は、課題やテストも多く、毎日勉強する日々を過ごしました。テストの結果などに一喜一憂してはいけないと頭では分かっていても、そんなに上手に感情をコントロール出来ませんでした。
 もともと読書が趣味な娘は、大好きな国語に向ける集中力だけは、いつもあったなと思います。やる気がわかない時は好きな教科から始めると良い!と言う娘は、わりと、いつも国語から始めていました。理数系が苦手な娘は、つい後回しにして放置してしまったり、解法を丸暗記したりする傾向があった為、結局最後まで克服できませんでした。それが、大きな反省点です。やはり、苦手だからこそ、もっと向き合って日々取り組むべきだったと思います。つい、得意を伸ばすことに夢中になってしまっていたと思います。
 それでも、受験本番では、その大好きな国語で、本人いわく満点かも!と思える程に、とても良く出来たと満足していました。
 中学受験は、親のサポート無しでは難しいと分かってはいましたが、色んな意味…特に精神面では想像以上でした。
 子供の、まだまだ未熟な心に栄養を与える為に、何度も何度も話し合い、時には、諦めることも提案してしまいました。ですが、娘は「それだけはイヤだ!」と常に固い決意でした。諦めたら、そこで終わってしまう…確かに、その通りです。たとえ辛くてサボってしまう時があっても、また前を向いて歩き続けることで、それが自信に繋がり、何事にも諦めない根気が育つと思います。
 私は、長い人生において、何事も経験することがとても大切だと考えます。なるべく多くの経験をし、喜びも苦しみも自分が感じることで、人の痛みや辛さも理解できる心が育つと思います。中学受験を終え、親子共に、家族揃って一つの目標に挑んだこの経験は、とても貴重なものだったと確信しています。最後に、娘に「サピックスは夢のような所だった?」と聞くと、「夢を現実にしてくれる場所だった!」と笑顔で話してくれました。小学生の遊びたい盛りに、先ず、やるべきことをやる!という習慣が身に付いたことは、一生の宝になると思います。親子共に成長できた中学受験を無事に終えられたこと、心から感謝しています。大変お世話になり、本当に有難うございました。

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