受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 広尾学園中学校

息子の成長

K.Yさん お子さんの名前 Rさん

 新4年生からの通塾で3年間お世話になりました。それまでは、公文に通っていて自信もあり塾を探しました。サピックス以外に特定中学専門塾の入室テストも受けたのですが、結果が悪く、雰囲気も合わずに大泣きをしてとても3年間通塾できないと判断。そこから、サピックスにお世話になりました。今思うと、サピックスもよく継続できたなと思っています。教材を3年分全て保管していて、その量を受験本番前に息子が見て大きな自信に繋がりました。私もそれを改めて見た時は、安心感を得られました。受験1か月前は、先生が指定する内容をやる、過去問での傾向と対策のみやりました。また、試験開始時間の3時間前には起床する生活をし、直前期は基本内容の復習をしました。リラックスした状態で2月1日午前・午後に臨みましたが、午前試験が終わってからの息子のメンタルが緊張でボロボロになり、それを引きずって午後入試へ突入し、やはり息子の手応えは悪く自信を喪失しました。1月に併願校で特待での合格でしたが、事前にもう少し試験慣れしておけばと後悔。2日は体力を考慮し、午後安全校のみでした。自信を回復のために、4日受験予定校を2日午前に受験変更し、それがこの後の受験の転機になりました。その学校との問題相性も良かったので、試験後もすぐに自信を取り戻し、午後入試も手応えをつかめてました。その2校は合格で、自信がつき3日へ突入、午前は最難関で不合格でしたが試験後の取り乱しもなく力を出し切れた状態で、午後受験をして特待で合格。その時点で3校の合格がありそれで受験をやめるか、継続するかで話し合い、息子のチャレンジしたい気持ちを優先し1日午後不合格の学校と、志望校を決める時に諦めていた学校もチャレンジしようと話し合い受験。特に1日午後の不合格校への息子のリベンジしたいという気持ちが伝わりました。結果はチャレンジ校は不合格でしたが、けじめをつけられ、1日午後不合格だった学校は合格しリベンジを果たせ、本人は満足気でした。気づいたら、1月の併願校を入れると9回受験し、5回合格の結果でした。当初は体力的に午前、午後入試は厳しいかと思いましたがモチベーションとサピックスで本人が一番大変だと言っていたSS特訓に比べれば、受験が楽との発言もあり乗り切れました。通塾での自信と、学力が備わっていなかったら合格は難しかったと思います。試験期間中は息子のメンタルを上げることだけに集中しました。2月1日の息子と6日の最後の合格発表でリベンジした息子は完全に別人です。この1週間が息子を逞しくしてくれたことは間違いなく、その力をつけてくれたサピックスには感謝です。合格という喜びとそれ以上にサピックスをやり抜けた事が本人の自信につながっています。今だから言えますが、受験をして良かったです。そう言えるようにしてくれたサピックスと息子に感謝しております。ありがとうございました。

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