受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 麻布中学校

サピックスとともに自分でつかんだ合格への道

A.Mさん お子さんの名前 Aさん

 サピックスには4年生から通い始めました。当時はピアノに夢中でいくつもコンクールに出場していましたので、勉強は二の次でした。本人が「5年生から勉強頑張るよ!」と言っていました。が、5年生になっても成績は上がらず。マンスリー前に勉強してもなかなかクラスは上がらず下から3~4番目をウロウロ。まずは基本に立ち返り、毎週の小テストや授業前テストを大事に、毎週の復習や課題にしっかり取り組むことにしました。その結果マンスリーの点数も徐々に上がり、5年生終わりには念願のクラスへ昇格できました。6年生も基本に忠実に、基礎を毎日、授業の復習メインで取り組みました。サピックスの教材はとても優れていて、知らないうちに同じ単元を何度も復習していて、毎週の復習をしていれば頭に入っていると本人も感心していました。
 受験において親として心がけたのは、口を出しすぎないことです。
 はじめのうちは、テキストを細かく見ていたのですが、本人がやる気がでるまでは言っても無駄かもしれないと思い、見守ることにしました。課題をあまりやっていない時期もありましたが、課題をやらないと、テストの点が悪い、テストの点が悪いとかっこ悪いしやだな、じゃやるか、ということを自分で気づき、かっこつけの我が家男子はそこから自分で頑張るようになりました。生意気にも「お母さんに言われなくなったら成績あがったよ」と言っていました。6年生になっても、自分で計画をたて自分で学習を進めていました。私がやったことは、テキストプリントの整理と過去問のコピーだけでした。
 そんな受験生活を支えてくれたのはサピックスの仲間でした。一緒に志望校を目指すSS特訓の仲間には特に支えられたようで、6年生後半も塾が楽しい楽しいと言いながら通っていました。授業自体も楽しかったようで、先生の話してくれる小話をよく覚えていて、「よくこんなこと知ってるね」「サピの先生が授業で教えてくれたよ」という会話を何回したかわからないくらいです。先生から「ゲームを取り上げる必要はありません。リフレッシュも大事です」というアドバイスをいただき、結局11月までゲームをやり続け、12月までピアノを習い、受験当日の朝までサッカーをするという、リフレッシュ続きでしたが、そのことがかえって受験前の精神安定にはよかったのかもしれません。
 受験直前には、自分の力でここまでこられて、知識面でも人間的にも成長し、まだ結果は出ていないけど、もうこの時点で100点満点だね、受験に臨んでよかったね、と夫婦で話しておりました。
 発表当日は本人より父が先に番号を見つけ歓喜の涙、という結果でしたが、本人のその時の晴れ晴れとしたやりきった満足げな、それでいてどこかほっとした笑顔。こんな笑顔を見せてくれる息子と一緒に走ってくれたサピックスには本当に感謝しております。ありがとうございました。

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