受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2024年度中学受験  サピックス小学部第29期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 麻布中学校

ありがとうございました

H.Aさん お子さんの名前 Yさん

 2月3日に麻布中の合格発表を見て、長いような短いような、子供とともに過ごした濃密な時間が終わりました。今はホッとした気持ちとなんとなくさみしい気持ちが入り交じった複雑な気持ちです。
 4年間お世話になった、校舎の室長、国語科の先生方、算数科の先生方、理科・社会担当の先生方、受付の方、毎日門の前に立ってくださっていたスタッフの方々に感謝申し上げます。本当に有り難うございました。
 我が家は小学3年生よりサピックスに通ってきました。きっかけは、暗記中心の学びよりも、より根本的にもっと深く、もっと考える学びを子供に経験して欲しいと願ったからです。小学4年生か5年生頃、保護者会でここからは明確な目標を持つべきだとアドバイスを頂き、関西・関東含めて学校見学に行き、目標を麻布中学校としました。ここからが我が家の本当の意味での中学受験スタートだったと思います。
 中学受験の為にサピックスに通う上で、私として大事にしていたことは以下の三つです。

一、授業に集中すること。

一、大きなテストよりも毎週ある小さなテストを大事にすること。

一、お友達を大切にすること。

 すべて保護者会で先生方から頂いたアドバイスなのですが、この3か条はサピックスをサバイブする上では本当に大事だなと思いました。サピックスの授業はどれも刺激的でいつも楽しかったようで、授業に集中することは自然にできていました。帰りの車の中で、先生方の面白トークを聞くのがとても楽しかったです。小さなテストを大事にする姿勢は、親の私は正直言って、難しかったです。やはり毎回のマンスリーテスト、組分けテスト、クラス落ち、すべてハラハラドキドキです。しかし、小さなテストで良い結果を着実に積み重ねていくことが、最後に大きな果実となることを今、痛感しています。さらに、お友達を大切にすること、これも保護者会で、受験は個人戦であるが、同時に団体戦でもあると教えて頂きました。周りのお友達は、ライバルというより一緒に切磋琢磨する仲間なのだと子供に伝え、私自身が周りのお友達を大切にする言動を常に心がけました。今、これも本当に重要だと思います。健全な競争には最後に爽やかな気持ちが残ります。
 最後にもう一度、申し上げます。たくさんのアドバイスを頂き、最初から最後まで温かくいつも励ましてくださった室長、目標の麻布中学へ丁寧な添削をしてくださった国語科の先生方、クールそうで情熱的な算数科の先生方、ずっとずっと可愛がってくださった理科の先生方、子供の可能性を親よりも信じてくださった社会科の先生、皆様、大変にお世話になり本当に有り難うございました。

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