受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

八雲学園中学校

2024年6月21日(金)

「伝統」と「革新」の確かな調和で、次世代のグローバルリーダーを育成

 1938年創立の八雲学園は「生命主義」「健康主義」という建学の精神の下、総合的な人間教育を実践する進学校です。長く女子校でしたが、「伝統と革新の確かな調和」を掲げ、2018年度より中学校が、2021年度より高校が共学化されました。「グローバル教育」と「文化体験」を重視して、英語力と総合的な人間力を併せ持ち、国際社会で活躍できるグローバルリーダーの育成をめざしています。

 この日の説明会は、アメリカ・カリフォルニア州のサンタバーバラにある学園所有の海外研修センター「八雲レジデンス」の紹介動画の上映からスタートしました。1994年に完成したこの施設は標高400mの丘の上に立地し、約5万坪の敷地面積を誇ります。同校では、ここを拠点に、さまざまな海外プログラムを実施しています。

 説明会では、その海外研修について、2人の生徒によるオールイングリッシュでのプレゼンテーションがありました。まず、高2のTさんは「最高の海外研修」と題し、中3全員が参加するアメリカ研修について語りました。UCSB(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)で英語教育専門の教員による習熟度別授業を受けたTさんは、本場で英会話を学んだことや、レジデンスでの共同生活で仲間との絆を深めたことなどを伝えてくれました。続いて、高3のOさんが紹介したのは高2で参加した「9カ月プログラム」です。これは希望者を対象に、サンタバーバラで行われる語学留学ですが、Oさんは「最初の寮生活では少しホームシックになりましたが、その後のホームステイでは、ホストファミリーが温かく迎え入れてくれて、すっかり元気になりました」などと流暢な英語で語りました。

 次に登壇した理事長・校長の近藤彰郎先生は、「八雲学園の教育の柱はグローバル教育です」と前置きし、創立時から続いているネイティブ教員による英語教育を紹介しました。また、同校は、50か国の私立学校250校が所属している国際私立学校連盟・ラウンドスクエアにも加入し、イギリス、オーストラリア、ヨルダンなど世界各国から短期留学生を迎えています。アメリカ・イエール大学の学生との交流会や、多国籍のネイティブ教員によるオールイングリッシュの授業も実施され、国内にいながらにして国際交流を体験できる環境です。

 また、近藤先生は「人間力を高めるために必要なのは、さまざまな行事だと考えています」と述べ、月に1回開催しているさまざまな「文化体験」を紹介しました。たとえば、合唱コンクールは中1の生徒たちが高校生の歌声を聴き、「自分たちも先輩たちのように歌いたい」という意欲を持つ機会となるそうです。

 続いて、募集委員長・副校長の横山孝治先生が、同校の柱である「グローバル教育」「進路指導」「チューター制」「文化体験」について説明しました。特に注力している「グローバル教育」では、中1の6月にレシテーションコンテストを、中2でスピーチコンテストを実施します。そのほかは、さまざまな国籍の在留外国人を50名前後同校に招いてイングリッシュファンフェアーなども行い、実践力を高めます。これらは中3で全員が参加する2週間の海外研修の準備となります。

 こうした取り組みが実を結び、共学化第一期生となる今年3月の卒業生112名の海外大学への合格実績は、アメリカのマーズ・ヒル大学、ベセル大学、イギリスのシェフィールド大学やロンドン芸術大学をはじめ、19校20名となりました。早慶、東京理科大学、GMARCHなどの国内大学にも確かな実績を残しています。

イメージ写真 制服のバリエーションの豊かさも同校の魅力。サックスブルーを基調とした、さわやかなデザインの女子の夏服は、ブラウスの襟のハシゴレースがアクセントになっています

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