受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

早稲田大学高等学院中学部

2024年6月5日(水)

大学受験にとらわれない広く深い学びで
「三つのC」を備えた人材を育成

 早稲田大学の前身である東京専門学校の予科として設置され、1949年に新制高等学校となったのが早稲田大学高等学院です。1956年に練馬区上石神井に校舎を移転し、2010年に中学部を併設しました。緑が豊かで広大なキャンパスには、約13万冊の蔵書を誇る図書室や1500名を収容可能な講堂、人工芝のグラウンドなど充実した施設がそろい、早稲田大学の建学の精神に基づいた一貫教育が実践されています。

 SAPIX代々木ホールで開催されたこの日の説明会では、学院長の武沢護先生があいさつに立ち、学校の概要を説明しました。早稲田大学の付属校である同校は、大学と一体化した運営を行っており、卒業生のほぼ全員が早稲田大学に進学します。武沢先生は、早稲田大学の三大教旨である「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」を、中高生にもわかりやすい「知的好奇心(Curiosity)」「勇気(Courage)」「貢献(Contribution)」の“三つのC”に置き換えて紹介し、「生徒たちには、大学受験にとらわれない伸び伸びとした環境のなかで、旺盛な知的好奇心の下、いろいろなものに勇気を持ってチャレンジしてほしい、そして、いずれは社会に貢献できる人材に育ってほしいと考えています」と語りました。

文理融合のカリキュラムを整備し
主体的な探究型の学びを推進

 続いて、中学部教務主任の福富一郎先生から、教育内容や学校生活についての詳しい説明がありました。福富先生は「高校3年間の全科目の評価の合計点が大学進学の際の参考点となるため、生徒たちはどの科目もしっかり学びます。また、女子がいないので、男子のリーダーシップが育ち、好きなことにも堂々と挑戦しています」と同校のメリットを強調しました。

 中学部は教員の目が行き届くように、1学年の人数は120名、1クラス30名・計4クラスで編成されています。高等学院からは約360名が入学しますが、中学部からの進学生と混合クラスになります。高校生には制服の着用義務はなく、校則もほぼない自由な雰囲気です。

 ICTを活用した教養教育の実現をめざし、文理融合のカリキュラムを組んでいることも特徴の一つです。さらに、グローバルな視点を養うために外国語教育にも力を入れています。スピーチやプレゼンテーションなど「英語を使う」ことに焦点を当てた少人数制の授業があり、ネイティブ教員による英語指導を受けるほか、高等学院では第二外国語も必修となっています。

 生徒の主体性や知的探究心を高める行事も多彩です。10月に実施される学年ごとの宿泊研修では、中1は奈良県、中2は長野県、中3は長崎県・佐賀県を訪問。生徒たちはみずから行程を考えてグループ活動や体験学習を行い、その成果を学習発表会でプレゼン形式で発表します。福富先生は「今年の学習発表会は11月16日に一般公開で開催する予定です。生徒の姿をご覧いただける機会ですので、ぜひ足をお運びください」と話しました。

イメージ写真 春は新緑、夏は緑陰、秋は紅葉、冬は木枯らしと四季折々の顔を見せ、六十数年もの間、幾多の学院生を見つめてきたケヤキ並木です

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